【総合商社】現役業界社員から見た各商社の特徴・カラー④住友商事
どうも、ドチです🐱
引き続き、今回も現役の業界社員である私から見た、率直な各商社の特徴・カラーをテキトーに述べるシリーズの記事です👍
前々回記事(三井物産)
前回記事(伊藤忠商事)
今日もリアルさを大事に伝えていきたいと思ってます。
今回は、、
「住友商事」です🏢
本記事はですね、なんと言いますか、、
(う〜ん・・・)
ってなりました。それがどういうことかは記事をご覧ください🖐💦
では早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:普通(3-4分程度))
目次
- 社員
- 社風
1. 社員🕺💃
近年は長年の3位争いのライバルであった伊藤忠に離され、丸紅とのデッドヒートを繰り返してきた住友商事。
かつて、銅の不正取引で巨額の損失を出し、一夜にして資産の1/3を失った時代もあった。
もう若い世代(・・というか私の世代ですら)はそんなことすら知らないかもしれない。
そこからはい上がり財閥系商社の一角として株主・社会の信用を取り戻してきた。
ただ、近年はやはり同じ「金属」に泣かされ続けている。
16/03期、そして21/03期にマダガスカルニッケル事業で大きな減損を出しており、それが足かせとなってしまったのだ。
昨今は非鉄金属含むコモディティの価格が復調しており、いよいよ追い風が吹いてきているのだろうか!?
今回はそんな住商の社員についてですね。
さあ問おう。
住商社員について、読者のみなさんはどういう印象をお持ちだろうか?
(やっぱ有名なのは『石橋を叩いて渡らない』。公私ともども堅実な人が多いんじゃない?👩)
・・・。
こんなイメージだろうか↓
The堅実な人。
いや、そんなイメージは全然ないですね。
ただね、冒頭で(う〜ん・・・)って書いたのにはワケがありまして。
多分、多くの読者さんとおんなじようなイメージなんですよね🤷♂️
すごい端的に言うと、
- 明るい
- 気持ちの良い奴ら
- 謙虚?ってか自虐?www
全員こんな感じなんですよね〜🖐
さあ、この辺で実話に基づいてそんな特徴を紹介しましょうか。
これは、とある業界の会合での場面です。忘れもしない2016年の3月でした。
その業界の大手メーカーを筆頭に、各商社から複数名の若手・中堅社員が参加し、懇親を深めるって会でした。
なんか、いい歳こいた大人たちがビンゴゲームするという謎なコンテンツがあったんですが、なんと!住商のAさん(👱♂️)が優勝したんですね!
そして、Aさんが優勝者インタビューで50人ほどの前で語り始めました。
👱♂️「えぇ〜、どうも住友商事のAでございます。えぇ〜、この度はお騒がせしております🥴」
(会場爆笑🤣🤣🤣)
実は、その年度は、先ほど述べた、ニッケルプロジェクトの減損770億円のニュースが世間を騒がせてたんです。
👱♂️「いや〜、家買ったばかりでしてね💦買って最初のボーナスが下がるって切ないっすよ〜涙」
彼はなかなかいい感じで会場を沸かせてました。
その中で、一際大きな声で笑っていたのが物産のBさんでした(ナ–ッハッハー,オモシレー🤪)
ただ、、
物産が創業初の赤字転落のニュースが流れたのは翌日でした・・
次は全然別の商品でのエピソードです。
とある商品を担当してた際の話です。
この業界は1社、超「外様」的なメーカーさん(=D社👹)がいばり散らしてる業界でしてね。
各商社に威張り散らして、接待費巻き上げて、どこが最後まで耐えられるか、耐えられたトコに商権を与える、みたいな🤷♀️
今じゃアウトな昭和的な商売がちょっと前まではあったんですよ。
ある日、住商の社員が朝一(=09:00-)でD社に訪問していきます。
そして1時間後、丸紅の社員が10:00からのアポで訪問しました。
フツーは、複数の商社と商談する時って、メーカー側も気を遣って、ニアミスしないように一定の時間間隔をおいてアポ取るんですよ。
D社はそんなのおかまいなし👹
結果、住商と丸紅の両社員ははちあってしまいました。
もちろん、彼らは互いに「競合他社」です。
同じD社👹から日々虐げられてる間柄なので、心の中では「友情」なるものが芽生えているにせよ、まあ競合他社なんです。
丸紅の社員が聴きました。
丸👦「ど、どうでした?D社さん朝イチからお怒りモードっすかね?💦ガクブル((((;゚Д゚)))))))」
住👦「はい!もう激怒りでした😊ちゃんと席あっためておきましたから!😄」
そんな爽やかな担当者が多いのが住友商事です。
2. 社風🏢
銅やニッケルなどの金属の話題が豊富でしたが、各商社が子会社に出してる鉄鋼商売は住商社内の名門として知られてます。
特に、鋼管(石油掘削に使用されるパイプである油井管等)の貿易部門は、歴代の社長や重役を輩出してきた、同社内の「エリートコース」と言われたようです。
そして、、
この鉄鋼の部署は超スパルタと聞いたことがあります👂
もちろん、スパルタの部署なんてどの商社でもあるでしょうし、住商内にも他にもあったでしょうけど。
ただ、この部署の出身者でドロップアウトしてしまった人とから聞いた話ですが、、
👱♂️「ある日、いつものように朝から死ぬほど怒られてる時、目は確実に開いてるのに、目の前でシャッターが閉まって何も見えなくなって倒れたんだよね〜」
!?
そんなことある!?
ってビックリしたのを覚えてます。
さすがに昨今ではこんなPハラエピソードはないんでしょうけど。。
銅の不正巨額損失事件以来、かなり社内がピリピリして、いろいろな事業への挑戦心が失せた。
それが徹底したリスク管理につながり、「石橋を〜」みたいな世間の評価になった、という説もあります。
まあ諸説ありますが、、
でもここまで紹介したような、
「明るくて超良い奴!」
的な社員が多くいる感じから判断すると、
そういうスパルタや過度なリスク回避思考ってのも薄れつつあるのが住友商事なのかな〜って思います。
ーーーーーー
いかがでしたでしょうか❓
実話も含め、他のメディアでは見られない、生々しいリアルな住友商事に関する記述でしたね!
今回の記事に関して何かご質問等あれば、本ブログのお問い合わせフォームか、TwitterへDM頂けるとありがたいです。
可能な限り返信します〜。
<宣伝>
日常の若手商社パーソンがどんな想いでどんな会社生活を送っているか、「リアルな1日」を紹介した「総合商社のリアル」の続編を出版してますので、よかったらぜひご一読を👇