【総合商社】現役業界社員から見た各商社の特徴・カラー②三井物産
どうも、ドチです🐱
今回の記事も、現役の業界社員である私から見た、率直な各商社の特徴・カラーをダラダラ述べていくって記事ですね。
前回記事
今日もリアルさを大事に伝えていきたいと思ってます。
シリーズ2発目は「三井物産」です🏢
早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:普通(3-4分程度))
目次
- 社員
- 社風
- その他
1. 社員🕺💃
東大生・京大生の就活人気ランキング1位の常連・・。
「◇人の三井◇」
こんな言葉を聞いたことのある読者も少なくないのではないだろうか。
長らく三菱商事との2強時代を築き、昨今では伊藤忠商事の後塵を拝してしまってはいるが、それでも両社をしのぐ人気を集めるのはやはり社員に理由が?
読者のみなさんは、そんな三井物産の社員をきっと、
(どうせ財閥系の鼻高々な奴らの集まりだろ?)
(結局、三菱の社員同様、サラッとそつなくこなす選民サラリーマンなんだろう?)
なんて考えを持っていないだろうか?
否。
一言で表現しちゃうのであれば、、
「味のある奴ら」
がふさわしかろう。
さて、もう少し具体的に説明すると、彼らの特徴は、
- 人たらしではある
- 独自の道をゆく
- 決して媚びない
とまとめてしまってよいでしょう☝️
これら3つの特徴がゆえ、客先のウケの振れ幅が一番大きい商社、となるわけですね〜www😏
つまり、超可愛がられるor超嫌われるという両極端さが同社の魅力、といことなのです✨
実話に基づく例を紹介しましょうか。
これはとあるメーカーB社の担当者C氏(👨💼)の証言です。
C氏はB社の中での営業やプロジェクト管理の担当として、いろいろな商社と絡んできた経験がありました。
👨💼「数々の商社さんと仕事してきましたけど、正直、1番好きなのは圧倒的に物産の人たちですね」
なんでですか?
👨💼「いや〜めっちゃ人懐っこいんだけど、こっちに迎合することだけはしない。そこは超ハッキリしてるんだけど、、一緒にいてエキサイティングで、『仲間にしてぇ!』って強く思うんですよね」
ほうほう。
そんなC氏、とあるプロジェクトでアジア某国に駐在していた時のこと。
そのプロジェクトでつくる商品の原料は、各商社が納めてたんですね。
で、やっぱ駐在員なんで、各商社の担当が出張で訪問に来る際の「日本からの手土産」とか楽しみにしてるわけですよ!チョーワカル!!
メーカーさんって、やっぱそういうのでちゃんと商社をランク付けするんですよwww
その結果なんですが、、
1位 物産🥇・・・お茶漬けセット+日本酒・焼酎+つまみ類+ヨックモック20箱 2位 三菱🥈・・・生ラーメン セット (省略) 最下位 双日・・・白い恋人
だったとのことwww
👨💼「そもそも量にビックリしましてね!デカいスーツケース1個丸々お土産なんですもん。『めっちゃ持ってきましたよ!ヨックモックは現地スタッフのみなさん全員に、ね!😄』って。こういう気持ちいいことやっちゃうのよ、あの会社の人は✨」
なるほど、やることが極端!ただ、ハートはしっかりつかんでるようだ。
他方、、超蛇足でしかないが、他の商社に対してのコメントも興味深い。
👨💼「三菱はさすがだよね〜『食いたいなぁ』ってモンしっかり買ってくるんだもん。それに比べて、、双日は最悪。超名物菓子を羽田の袋に入れて『羽田で買った感』丸出しで持ってきたからね!いや、単身出向者に甘いもんだけって・・・出るよね〜こういうトコで差が🤷♂️」
・・っていうwww
はい。
ここまでは良い例のみを紹介したにすぎませんね☝️
前回記事の「三菱商事」編で挙げた例を思い出してください。
大事な会合やゴルフの集合時間で遅刻してきたってやつ🚶♂️💦
こんな感じで、しっかりとしたマイペース感を持っているらしいのです。
これもいろいろな商品のメーカー担当者から聴く話なのですが、、
取引先が求めてるものに対して、
物👤「XXという宿題を頂いてましたが、、こういうのはいかがです?より良くないですか!?」
取引先👴「・・いや、だ〜か〜らぁ〜💢」
こういうコミュニケーションが発生しやすいのも物産社員の特徴っぽいです。
独自路線?なのか、はたまた、相手の期待以上のサプライズを常に!みたいなポリシーなのか。
だから、総じて言えることは、、
ハマれば強い!
ってことなんでしょう✨
間違いなく、三井物産はB型の社員が多い会社なハズです(🅱️ussanmanみたいな💦)※
※ワタクシ個人の見解でしかありませんので〜💦
2. 社風🏢
三菱同様、これまで描いた社員のふるまいってのは、もちろん、元から本人に備わる特徴ってのもあると思うんです。
ただ、やはり10年間ほどの私自身の経験から、けっこう物産社員に共通して見られる要素な気がするんですよね〜。
「自由闊達」
っていう経営理念が同社にはあるようなのですが、
物産社員の若手って、時として、上司や先輩の話をさえぎってでも自分が1番詳しいって自信を持ったことを言う傾向があるんです。
これ、大企業のサラリーマンの立場からすると、、ちょっと想像しづらくないっすか?
おそらくですが、こういうのを見る限り、社内でも若手や中堅がドンドン上の年次・役職の人に対して、良い意味で生意気にグイグイ意見するんでしょうね☝️
歴史ある、
「財閥系総合商社」
の一社なのですが、そのような重厚感のある言葉からイメージされるようなカチッとした雰囲気が、財閥系三社の中では1番薄いのでしょう。
「個の主張とコミットメントを重視する!」
人の三井と言われる背景はこの辺りにあり、これこそが三井物産の真髄なのでしょう。
3. その他
さてさて、ちょっと冒頭で書いた就活生人気の話に戻ります。
あくまで聞いた話でしかないのですが、、
近年、伊藤忠の台頭もある中で、三菱-物産、伊藤忠-物産、と複数内定を取って迷う強者就活生が毎年複数名出るのですが、
なんと!
最終的に物産を選ぶ学生が多い傾向にある、というのです。
もちろん、学生の視点で言えば、最終的に決める理由はいろいろあるとは思うのですが、
- 給料が1番高そう💰
- やりたい仕事の分野でNo.1🧑💻
- 面接官が良かった👓
- OBOG訪問で会った人が良かった💃
- 内定後に紹介してもらった人が良かった🕺
くらいなんでしょう🖐他にもあるかもですけど。
3社で言えば給料はどんぐりの背くらべであることと、配属ガチャはある程度避けられないことを考えれば、、
後者3つの要素が最も重要なきっかけになってる可能性が高い
と整理されるんじゃないかな〜って思うんです🤔
それほどまでに人を惹きつける個性派集団。
惹きつけられた若者たちが業界の王者を奪還する日も近いのかもしれません🔥
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いかがでしたでしょうか❓
実話も含め、他のメディアでは見られない、生々しいリアルな三井物産に関する記述ですよね✌️ジガジサン
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可能な限り返信します〜。
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