【総合商社】取引先に「刺さりこむ」商社マン的アプローチ②
どうも、ドチです🐱
前回記事から1ヶ月以上も間空いちゃいましたが、私は…まあまあ元気です。
さて、今回はですね、7/4に投稿した「取引先に『刺さり込む』商社マン的アプローチ」の記事の続編を書いてみました。
この記事では、商社は取引先がいないとお金を稼ぐことができない悲しい人たちという説明をしましたね。
なので、他商社などの競合他社を出し抜いて、
- あなたが「この人と一緒に仕事したい!」と思わせるような特別な存在にならなければいけない
- そのための方法は何だっていい
という2点を説明すべく、泥臭いエピソードを2つ紹介しました。
本記事では、それに続くリアルな実話をご紹介します👍
全っ然たいそうな話でなく、むしろ、
👦「高学歴な方々がそんなことやってるの・・・日本は大丈夫なのか・・」
と、やはり呆れられるような話です😄
それでは早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:普通(2-3分程度))
目次:
韓国のB社へのとある贈り物
韓国のB社へのとある贈り物
この話は、とある商品の物流商売に携わってた頃のA先輩の話です。
実は、過去記事でもこの話をザックリご紹介したことがあったのですが、最近、このA先輩ご本人から真相を聴きました。
もう10年ほども前の話です。
Aさんは、2ヶ月後に欧州で開催されたある国際会議に、その商品の主要メーカーである韓国のB社のキーパーソン、C営業部長(👴)が出席するとの話を聴きつけました。
そのB社との新規商売を創りたい一心で、A先輩は欧州へ飛びました✈️
ちょっと補足なのですが、この「国際会議」ってのは、業界のイベンター的な企業が開催するもので、その商品や周辺業界に関する技術の紹介や展示会的な催しをします。
このイベントには、各国よりその分野に関連するメーカーや需要家、トレーダーなどプレーヤーが参加するんです。
ですので、その機会を利用し、各社が開催期間中の1週間程、イベント会場の近くのホテルに缶詰になり、1社でも多くの取引先/新しい客と商談をするというのが慣例となります。
ここでA先輩が暗躍します🕺
彼は、意図的にB社と3-4日目に商談をセットし、面談に臨みました。
自社がどの程度の取引量を誇るか、また、総合商社として、他分野/他産業でどういうビジネスをしてるか、などなど熱を込めて説明しました💻
ただ、B社はその商品の大手メーカーであり、言ってみれば、新規で取引を始めたい相手なんかわんさかいるわけです。
それこそ日本の他商社とか🕺🕺🕺🏢
プレゼンでの手応えが感じられなかったA先輩ですが、ここで切り札を出します。
その面談の最後に、
A先輩👱♂️「これ、、もしよろしければ、、」
として、とあるモノを渡しました。
B社C部長👴「おぉ〜!!いいじゃない、君ぃ〜!」
A先輩が渡したものは辛ラーメン(カップラーメン)でした🍜
韓国人のカップラーメン好き(一人当たりのインスタントラーメン消費量は世界一)を把握し、あえてホテルのレストランでの食事に飽きた3−4日目に面談を予定し、彼らが食べ慣れた辛ラーメンをそっと差し入れた訳です。
👱♂️「よろしければ、、ソーセージやチーズも準備したので、夜お作りしますよ?」
こうして、彼は夜に再度フランクな形で話す機会を得ることに成功しました。
学生時代に韓国に興味を持ち、語学を勉強して渡韓した過去や、その商品に携わる前の商売の経験など、身の上話をする中で徐々に打ち解けました。
ラーメンをきっかけとしてその場で!という訳ではなかったらしいのですが、結局、B社が在庫をさばくのに苦労した時、電話がかかってきたそうです。
B社営業担当👓「A様でしょうか?C部長様より、販売に困ったときはA様に連絡するように命じられておりまして、この度ご連絡致しました」
こうして、A先輩は B社の新規販売先として、B社と念願の商売を創り上げました✨🎉
もちろん、この辛ラーメンが全てではなかったと思いますが、C営業部長からしたら、
👴(こいつ、かわええやんイムニダ・・)
となったことは想像に難くないですね。
本記事冒頭でも書きましたが、お読みになっている方の中には、
👦(え〜、商社ってそんなことしてんの・・・!?もっとキレッキレな内容の提案で契約取ってこいよ・・・。)
と思われる方もいると思います。泥くっさ!と。
実際、面談の場でのプレゼン内容がどうだったかは私には分かりません。
ただ、いずれにせよ結果だけ見れば、たかたが数百円程度のラーメンをテコに、数億円単位の商売に繋げたというのは面白いですよね。
やっぱ、商売なんて所詮、人と人の関係で成り立つものですから、むしろ、こういう「ハートをつかむ」ってことが大事なんだと思います。
そのために、相手の立場に立って、いつ何をすればまず懐に入れるか、そこからどう信頼を得るためにステップを踏むか、その部分に知恵を使うのは極めて合理的と言えるのかもしれませんね💰
そんなことを思わせてくれるエピソードでした〜。
(読者の中に、業種問わず、現役の営業マンがいらっしゃったら、このエピソードに共感してくださる方は少なくないんじゃないかって思ってますww)
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いかがでしたでしょうか❓
誰でもできるようなゴリゴリの話ですよ?
ビジネスの世界って「勝てば官軍」なんですよ。
他商社が、どんなにピカピカなプレゼンをしようが、辛ラーメン作ってくれる人の方が、
「コイツ、いいなぁ!」
「ポテンシャルを感じさせるね!」
なんて思わせちゃうこともあるんですね🖐
今回の記事に関して何かご質問等あれば、本ブログのお問い合わせフォームか、TwitterへDM頂けるとありがたいです📩
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