【総合商社】商社パーソンに必要な数学の知識①
どうも、ドチです🐱
東京は雨は上がりましたね🌂
いい感じで週末をむかえることができそうですね✨
さて、今回の記事は、ちょっと昨今の投稿内容と少し切り口を変えたテーマにしてみようとした内容です。
いきなしですが、、
総合商社・・・
そこは、(一応、、)高学歴の学生が中心に志望し、(ま、まあ事実としては、、)ある程度の高倍率をくぐり抜けた者入社する世界🏢
近年は、理系を中心とした修士課程の学生の入社率も多く、それだけ聞いても、
👧 (どんな複雑な商売を設計し、運用してるんだろう・・・)
なんて気にさせられます。
そこんところ、実際どうなのでしょうか?
・・・ということで、題名に書いてあるとおり、商社パーソンに必要な数学の知識について書いていきます✏️
もちろん、概念的な部分だけ紹介するのではなく、実際の商売のどういうところで使われてるか、
現役目線で、投資案件にからむような例をあげてご紹介します。
書いてたら意外と長くなったんで2記事にわけました〜💦
本記事は、学生さんのみならず、若手の同業者の方々にも多少参考になるかと🖐
それでは早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:普通(2-3分程度))
目次
- 四則演算🧮
- 統計学📊
- 集合と論理◉
1. 四則演算🧮
最初の見出しが「四則演算」www
・・・一応、それが何かを説明しておくと、
- たしざん
- ひきざん
- かけざん
- わりざん
のことですね☝️
結論は、これらができれば、基本的には大体がその応用でなんとかなります👍
学生👧 (大丈夫か、商社パーソン⁉️OG訪問でスーパーキラキラしてるように見えたけど⁉️✨💃✨)
うぅ・・🐱
大げさでもなんでもなく、業務上に必要なほとんどの数字のあつかいは、四則演算がしっかりできればこなせるもんです。
ただ、もちろん、商売の仕組みというのは、ある程度イイ大人たちが頭を使って、
いろんな観点で設計するものであり、その内容はある程度複雑だったりします。
例えば、とあるプロジェクトの案件形成段階では、
- 内部収益率(IRR)が資金調達コスト(WACC)を割ってはならない
- Payback期間を可能なかぎり早めたい
とかとか。
👦 (・・・⁉️💦)
学生さんの読者の方々には、専門用語が出てきてわかりにくいですよね💦
細かいことすっとばして、すっごくすっごくカンタンに言うと、
- やるかやらないか検討中のプロジェクトが、資金調達にかかるコスト以上にちゃんと儲かるか💰
- 投資したお金を回収する(つまり元を取る)までの期間を早くしたい(早く回収してその後の期間をエンジョイしたい)💰
まあそんなトコです🖐
・・なんか、難しいことやってんな〜って、言葉だけ見ればそう思いますよね〜。
これらのプロジェクトの利益の計算に使われるのも、四則演算の組み合わせでしかなく、
高等数学の知識なんてまったく必要ありません🙅♂️
あ、くりかえしなのですが、
- プロジェクトの資金調達方法をどうするか(借入/資本金の比率は?借入先は?どの国で(その国の中長期的な金利はどうなる)?国際協力銀行の融資付く?)
- 投資回収のタイミングが遅れる可能性と対応策(リスクは何?技術?環境?政情不安?市場価格下落?資金調達環境悪化?)
こういうのを調査・検討する段階では、脳みそが擦り切れるほど頭使うんですよ🖐
ただ、ポイントは、ツールとして使う数学は四則演算でほっとんど十分って話です。
2. 統計学📊
四則演算がほぼ全てではあるのですが、
この章と次の章では、実際に仕事で使う知っておいた方がいいよね〜って思う分野を2つあげますね⬇️
まずは統計学。
・・大丈夫です、そんなムズカシイ話は一切しないんで🖐
まあ統計学とだけ書いちゃうと、
- 正規分布🤮
- 確率密度🤮
- 標準偏差🤮
とかとか、(実際そんな複雑ではないですが、)なんとなくとっつきにくい概念をふくんだ話に聞こえます。
そんなレベルの話ではないです👍
たとえば、平均値と中央値の差を理解してる、とかとか。
平均値は、複数あるデータの合計を、データ数で単純に割ったものですが、
これだと場合によっては正確なデータの傾向をつかめない時もあります。
たとえば、10人いて1人だけ所得1億円、他は1千万円という集団があり、
平均値は約2千万円になるわけですが、
対して中央値(順位が中央に位置する値)は1千万円になります。
なので、
👓「この10人がだいたいいくら稼いでるか教えてくれ💰」
と言われたら、フツーこの場合は中央値を選びますよね〜。
いや、極論ですよ🖐💦そんな指示受けたこともないし。
言えることは、データ分析というのはなんらかの目的があって行なうものなので、
その目的に応じたデータの傾向をある程度正確につかむために、知ってたらいいかな〜的なモンですんでね🖐
3. 集合と論理◉
これも、一見吐き気しちゃいますが(🤮)、少々ご辛抱を・・・。
ワタシの時代は、まだ数学I~II、数学A~B(理系はI~III?、A~C?)だったのですが、
これは数学Iの分野だった気がします。
どんな内容だったかというと、、これは説明メンドイんでググってください💦
「必要条件」「十分条件」と聞くだけで鳥肌立っちゃう人もいると思うんですが、
そんなムズカシイ言葉を意識せずとも、実務では非常に大事です。
たとえば契約書を作ってる時に、
🐱 (えっと、この条項にはAって条件を入れ込んだけど、、別の条項にあるBって条件と矛盾しちゃうな・・・それを避けるためには・・)
🐱 (このCって条件は、相手先のD社がなんらかの理由で商品を受け取れないって状況になった場合の、D社に対するペナルティの取り決めなんだけど、でもその理由次第ではEって条件が適用されるから、Cはこう書き直すか・・・)
とかとか。
その契約を履行する時に、
- Aという事象がおきたらどうするか、Bなら?Cの時は?それぞれのケースで、自社が負う義務をどう取り決める?
- A~Cの3つのケースで網羅される?反例はない?反例あった場合の取り決めはどうする?
って感じで、論理的に整理する能力がとっても大事なんです。
うぅ、どうしても抽象的になっちゃいますね💦ツタエヅライ・・・
ただ、このへんは同業者の読者さんの共感は得られるんじゃないかなって信じてます😄(ね?)
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いかがでしたでしょうか❓
商売の仕組みをつくるのに、総合商社の業務レベルでは専門的な数学知識はほぼ不要ということですね🖐
ただ、その仕組み作りの方には、法律・税金・会計・リスクリターンなど、いろいろな要素が絡むので、
そこにはとても頭を使う必要があるって話ですね‼️
次回は、中でも1番重要だと思われる数学の知識(考え方、かな?)と、
「数字に強い人」って、つまるところな〜に??って話を書きます✏️
引き続き現役社員目線での業界のリアルを伝えていければと思ってます🐱