【総合商社】出張報告の徒然②~新人・若手の心を蝕む通過儀礼~
どうも、ドチです🐱
日曜昼下がり、いかがお過ごしでしょうか❓
さて、今回の記事は、昨日の前回記事の予告通りで、
📄出張報告📄
の続編になります✈️
そしてこちらも予告通り、
筆者自身の、当時の時代を匂わせるやらかしandお涙ちょうだいアホエピソードをさらけ出し、
低レベル商社パーソンのリアルをご紹介します🎙️
ひきつづき、他業界の社会人で当業界に興味をお持ちの方や、
学生の読者さんに読んでもらえるとウレシイです。
それでは早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:少し長め🙏💦(3-4分程度))
目次
- 部門/本部による文化の違い⚡️
- ドチの体験記~悟りの境地~☠️

1. 部門/本部による文化の違い⚡️
前回記事で、総合商社の出張報告のなんたるか、をテキトーに紹介しましたね✏️
ただ、やはり、会社によって、部門/本部によって、そして部署によっても、
ジツはフォーマットや文章構成、(暗黙の)提出期限とかもマチマチ。
ですので、言ってみれば、出張報告にかんする所属先ガチャなんてのがあります😳
1コずついきましょうか。
まずおどろくのは、フォーマットの多様さです。
A部門:「1ページでサマリー形式(Word)。実務上必要な情報で、部長へのインプットがmustではない情報は別途はWordやPowerPointファイルで添付」 B部門:「1ページ原則は不適用。内容によっては10ページ超など網羅性重視。現地の写真、全面談相手先名刺コピー添付must」 C部門:「ある程度フリー演技(キホン、Word)。ただし、フォントサイズは10.5で行間は必ず1.15」
とかとか。過去を踏襲した謎ルールとかもあります。
近年は、、やっぱ全社的にゆる〜くなってきてる気がしますけどね☝️
ある後輩クンは、B部門からA部門に異動した直後、
ついクセで、要旨もない4-5ページの超詳細報告を出してしまい、
部長👴「どこがポイント?あとフォントちっちゃ・・👓💦ヨメン」
ってなってました。
フォーマットは国境よりも厳しい壁だったりします。
次に、提出期限ですよね。これが部署によって天と地ほど違う。
ゆるめの部署:極端な話、1週間後に出しても誰も気にしない フツーの部署:「帰国翌営業日までに」と明文化。遅れると軽く催促される程度 鬼部署:「帰国日中の提出必須(日付超えた深夜なら許す)」。帰国便搭乗前のラウンジで最終確認→提出、とかよくある
ただまあ、、さすがに、超イケてない社員以外は、
👤(翌営業日までに出さなきゃヤバい)
的な規律は持ち合わせています。
一つ例をあげましょう。
ワタクシの鬼部署経験者の先輩は、一度、帰国便が遅延するというアクシデントにみまわれました✈️💦
で、「帰国日中」の提出というのが1日遅れラッキー(✌️💦)的な状況になりました🎵
帰国日、課長から開口一番、
課長👨🦰「報告書は出せたでしょ❓お前の報告の遅れでチームは時間ロスしたな」
と冷たく言われたとかとか。
飛行機よりも早く動けっていう話です🖐️
2. ドチの体験記~悟りの境地~☠️
さて、お待たせしました🖐️
生き恥をさらしましょう。
あれは、3~4年目のころだったかなぁ。
出張先はバンコク🇹🇭出張スケジュールがそもそもハードで、、
何より、ワタクシの当時の上司が最大級にハードモードな人(👹)でした。
部署ガチャどころか、上司ガチャによる苦しさが常にあった、って話です。
まず、スケジュールがこんな感じ(流し読みで🆗)👇
XX/08(月) // 1日目 08:00 本社出社→業務 17:30 終業→残業飯🍜→残業💦 ~ここから出張↓~ 20:00 移動(本社→羽田) 21:00 空港着→ラウンジ☕️💻💦 XX/09(火) // 2日目 00:20 東京発フライト(羽田)✈️😪 04:50 バンコク着。ホテルへ移動 06:30 ホテル着。シャワー→仮眠1.5h→朝食🍽 08:30 バンコク支社によるPick up🚗1件目の面談先(A社)まで移動💨 09:00 A社との面談開始👥 11:00 面談終了→移動 12:00 B社とのランチ🍽→同社オフィスで面談 14:30 面談終了→移動 15:30 C社との面談開始👥超激しい売買交渉 17:00 交渉妥結→移動to空港(詳細は後述) 20:00 空港着→イミグレ通過後、急いでラウンジへ(→すぐ搭乗口へ) 22:10 バンコク発フライト✈️ 💻📄💦→😪 XX/10(水) // 3日目 06:20 東京着(羽田)→移動 ~ここまで出張↑~ 08:00 本社出社🏢🚶♂️💼😞→業務💦 20:00 帰宅・・・
とにかく超過密スケジュール✈️🚕💻
もちろん、往路・復路便ともに、👹の指定でしたよ、そりゃあね。
こんな旅程で、朝から晩まで客先と面談を詰めこんで、現地の駐在員先輩(👨)と一緒に終始行動、みたいな。
現地のお客さんとの商談をすべて終わった時点で、あたりはすっかり暗くなってました🌃
🐱「お疲れ様でした。じゃあ、ボクは空港行きますね🚕」
駐在の先輩がタクシーを捕まえてくれて、車中でようやく一息ついたものの、
頭の中では次の帰国日に控える日本の取引先訪問の交渉シナリオを練り直していたわけですよ。
🐱(相手が何を求めているか、こちらが突っ込むべき条件はどこか……。)
そんな戦略を考えながらも、どうしても頭をよぎるのはあのヒトのあの声…。
👹「出張報告、早く出せよ」
まだ飛行機にも乗ってないのに、もう脳内では報告書の提出催促がリフレインするんです🧠💦イガイタイ
🐱(まあ、イミグレがスムーズなら、たぶんラウンジで1時間くらいは過ごせそう。だから、、機内での作業時間と合わせて、、まあなんとかなるっしょ。)
そこへ先輩の一言。
👨「ドチさぁ、せっかくのバンコクだし、フライトまで時間あるやろ。美味いタイ飯屋、紹介したるわ😉」
……優しい。
だが残酷。
先輩は悪くない。むしろありがたい。
ただそんな優しい先輩の笑顔が憎くすら見えてきた。
👹により曲げられたこの人格がオカシイことに疑いの余地はない。
ただ、当時、そんなヨユーはない。
着いたのは照明が柔らかく灯る素敵なタイ料理レストラン🍽️
テーブルにはトムヤムクン、ソムタム、空芯菜炒め、、だったかな・・。もはや覚えていない。
そして先輩が頼んだシンハービールがならぶ🍺
今でこそ
🐱「僕、お酒マジで弱いんで…」
とサラリと言えるが、
当時の時代背景、会社の雰囲気、そしてその先輩駐在員とのビミョーな距離感(←商社あるある)を考えると、
勧められた酒を断る勇気をまだ持ち合わせていなかった。
乾杯。グラスが空くたびに注がれるビール🍺
信じられないスピードで体内に吸収されるアルコールを分解する術が、残念ながらワタシの体にはないのだ。
👨「あれ?お前酒弱いの❓じゃ、訓練、訓練👍ジョボジョボ🍻」
待て待て。
この訓練じゃないんだ、先輩。👹との戦いに勝つには。
そもそも、鬼殺隊にすら入れていない雑魚キャラのオレが上弦に対峙してるってどういうこと❓
(グビグビ・・)
結局、ヘロヘロ状態で、タクシーに揺られてスワンナプーム空港に到着。
巨大なこの空港は迷路のようで、ラウンジを探しても探してもたどり着けないんです。
ようやく着いた瞬間、
スピーカーから流れたのは無慈悲なアナウンス。
👱♀️🎙️「NH XX便は搭乗開始しました。ゲートへお越しください」
ヘロヘロ状態をたもったまま搭乗✈️
帰国便の座席に腰を落とした瞬間って、ホッとする感覚ってあるじゃないですか❓
当然この時にそんなのはなくて、
すぐさま💻をひらくんですね。
当時、まだ機内Wi-Fiがない時代。日中の移動中にスマホでメールに打ち込んでいた面談メモを、
報告書にコピペしたいわけですよ。機内でPCで作業進めるために。。
なので、すかさずデザリング開始📲
でも、圧倒的に電波が弱い。メールが届かない。
やばい、死ぬ⚔️
ちなみに、、搭乗時間にPC開いて焦ってる若い日本人の9割が商社パーソンって説があるんですが、
これ、他人だったらホント滑稽な景色なんですけど、、
ウラにはこういう物語があるってことを知っていただきたい🙏
万事休す。
そこから悟りを開くまではそうはかからなかったですね。
飛行機の窓から見える夜のバンコクの街灯りを眺めながら、
🐱(嗚呼、短いけど良い人生だったな…)
そんなキモチでした。
結局、帰国後の午前8時、オフィスに直行し、目を真っ赤にしながらPCに向かいました。
背後から突如として現れた鬼上司様がお放ちになられたそのお言葉は、予想通りでした。
👹「……まだ?」
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いかがでしたでしょうか❓
あとの展開は読者さんの想像にお任せします🌪️
それにしても書いててなつかしいですね〜。
さてさて、遅れれば悲惨な処遇が待っているのが出張報告ってやつでが、
ウラを返せば「出張報告を制する者はキャリアを制する」とも言えます🏀
成果自体はもちろん、報告書1本でその人の信用残高が大きく変わりますからねぇ〜。
だからこそ、一応、ワタシは帰国便の中では、何があっても本紙1ページは必ず書き終えるようにしています📄
引き続きご愛読お願いします✨
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