【総合商社】現場感~こんなことで商売が決まっちゃうモン⁉️~
どうも、ドチです🐱
週末を楽しみにする商社マンブロガーです💻
少し間が空いちゃいましたね🤷♂️
ついに、
ついに、、
今週も木曜を乗り切りましたね✨🌴🍹
🐱「世界の7つの海をまたにかけ、明日も世界を変えるべく海外へ飛ぶ✈️🌏」
そんな意気込みを持って入社したハズでした。
時は経ち、世界を変えるどころか妻の一人も説得できず、娘からは横になっているところを踏まれ🐾
いつの間にか、
世界を変えることにワクワクする商社マンではなく、
平々凡々とした週末を過ごすことに楽しみを見い出す小市民と化しています🤷♀️
いいんです。
ありのままを文章で表現して、少しでも「クスッ」と笑ってもらえれば…。
そんな人生を目指します🚶
ということで、本記事投稿後、、残務頑張ります😢
まだ木曜を乗り切ってないっていう・・。😞ハァ~
さて、今回の記事は、現場感と題して、商売のリアルをお伝えしたいと思います⛏
過去に、少しでも商社ってどんな世界?って調べたり、お仕事で商社と関係をもつ方がいらっしゃるなら、
商社不要論
って聞いたことあると思います👂
超カンタンにその意味を整理しちゃうと、
「仕入先と販売先の間にある情報のギャップを埋めるのが商社だったけど、インターネットなどを始めとするIT技術などの発展により、商社でなくともそのギャップを埋められるようになった」
だから商社は不要です、と🖐
ちなみにこの記事は、商社が必要か不要かを説明するものではないです。
そうではなく、上にあげた、ネットなどの発展により、誰でもどこでも情報を取れるようになった、の部分にフォーカスした話をしたいと思います🗣
公平に取れる情報をもとに、シャープな提案をすることだけが商権を取る唯一の方法なのか⁉️と。
それこそ、現場感ってどんなもの?ってのを現役社員の体験(物流業務)を例に紹介するものです🐱
それでは早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:少し長め💦(3-4分程度))
目次
- 👱♀️「良かったですね。他商社さんは・・・」
- 🧔「あぁ、A社はB社が・・・」
1. 👱♀️「良かったですね。他商社さんは・・・」
まず一つ目の実体験ですね。
かつて日本の取引先から商品を買って、海外に輸出する業務にたずさわっていた時の話です👔
仕入先、つまりは「売ってくれる側」が強い立場にある商品分野でして、
なかなか緊張感のある毎日をおくってました。
担当者👱♀️📱「今からウチのオフィス来られます?昨日お話した、再来月の販売の件、まだ御社から進ちょくのご連絡いただけてないですよね?今来て下さい」
課長👨🍶「ドチくんの教育費を乗っけてもう少し高く買ってもらおうかなぁ〜!いやホントに」
まあこんな感じでしたね😂💢
ワタシもワタシで、不器用なこともありたしかにfitするのにかなり時間がかかったのですが、
「昭和か‼️」
という、ちょっと横柄さのある取引先、と言いますか。
まあ、発言してる方はそんなつもりまったくないでしょうし、覚えていないでしょうけどね。
さて、その会社さん(A社)に、新年のご挨拶に行った時の話です(新年のメーカーさん詣出って・・まだあるのかな・・🏢)。
今もかわからないですが、当時、大きなメーカーさんって、エラい人が新年の挨拶を、
取引先各社の前で行なう場を設けてたんですね🖐
取引先各社が、上から下までそろって、それこそ詣出に行って、
そのメーカーさんのエラい人の挨拶を聞いて、ウンウンうなずいて、
挨拶終わったら列になって一言ずつご挨拶、みたいな。
くりかえしですが、今も業界/会社によっては残ってる文化だと思います。
で、その会場の入り口では、各取引先の訪問の受付を、営業担当の社員が対応してるんです。
もれなくワタシの対面のBさん(👱♀️)もいらっしゃたわけで。
我が社は部長・課長と担当者全員で行ったんですね🚶🚶♀️🚶💼
👱♀️「あけましておめでとうございます🎍(じぃ〜〜👁✨)」
🐱「あけましておめでとうございます🎍(・・・❓💦)」
ん?
なんだったんだろう?妙に視線を感じたような・・・。
まあその新年会は無事に終わったんです。
=1週間後=
👱♀️「先日はどうも。再来月の発注は、御社に〇〇トン販売していただきたいと思ってます」
🐱「え⁉️ありがとうございます。(いつもより多い⁉️💦)」
なぜ?
後日、その担当者さんを(嫌々)食事に誘って聴き出した話です。
👱♀️「御社はしっかりしてますよね。この間の新年会、他商社Cさん、課長さんが来られてなかったんです。商社Dさんなんか部長さん来てなかったんですよね💢ハハハ。他のメーカーさんの新年会と日程被ってるとかなんでしょうけど・・ウチ、そういうの見てますからね」
・・・マジ。
そんなんで忠誠を測られてる・・?
🐱「えぇ〜〜⁉️そぉ〜なんですかぁ〜⁉️そんなことあるんですねぇ〜🤗」
ストレスを押し殺して演者になる瞬間です。
まあ何が言いたいかというと、
💻「A社 新年会 全員参加must 商売get 」
とかでググっても、こんな情報は得られないわけです🖐
極端な話ですけど、本当に極端な話ですけどね、
D社がいくら素敵な提案をA社にしても、こういうふるまいが原因で、その提案をする時間すらもらえない、って状況になり得るわけです。
これが実際に物事が非合理的に動く現場ってやつですね。
2. 🧔「あぁ、A社はB社が・・・」
次は2つ目の例です✌️
とある商品の三国間貿易商売にたずさわっていた頃のお話。
ある大口の販売先A社に対して、ウチは過去からずっと運賃を含めない価格で販売してたんですね。
これ、カンタンに説明すると、
- 船(⛴)はA社自身が手配して、運賃はA社が負担
- ウチは運賃を含めない価格で販売
って感じです。
業界の人にはなんてことない、FOB販売ですね☝️
さて、この話で「現場感」を心底感じたのはA社と面談すべく出張した時のことでした✈️
ウチの関心は、A社がどのくらいの運賃で船をチャーターしてるか💰、でした。
つまり、A社よりも安価な運賃をウチが実現できれば、A社からみたコストカット分を、ウチとA社で山分けできるわけです。
ウチの販売価格を少し高く設定できるって話です🖐
A社との面談で、どこの船会社を起用しているのかだいたい把握できました🐱
そこで気づいたのですが、A社のチャーターする船会社のリストの中に、
その地域で1番大手で価格競争力を持っている(と事前に調査した)B社が含まれていないことに気づきました💡
🐱(え、どういうこと?なんで?)
いろいろ考えて、予定を変更して港の代理店をドサ周りしたんですね👣
代理店っていうのは、船会社が船を運航する上で雇う、その積揚港の船舶代理店のことです。
船会社に代わって、輸出入の手続きや貨物の積み/揚げを担う業者の手配などを行なう、ローカルな人たちです👥
大きな港なら複数の代理店があるんですが、ワタシは2-3社訪ねてみたんです。
🐱「こんにちは。あのさぁ、何でA社ってB社起用しないの?」
🧔「・・・え、いや知らねえ。」
🐱「いやいや。わかったわかった、ウチが船チャーターするときはオタクを起用させてもらうから教えてちょ🙏シッテルンデショ😏」
🧔「OK。10年くらい前、A社の船のチャーターの担当者が、B社と揉めて、それ以降、B社と連絡とってないハズよ。A社はB社が嫌いなんだ😌」
つまり、A社がB社を起用しなくなって10年経つと。
しかも、B社は船の保有台数を近年劇的に増やして、その間、運賃の価格競争力も超上がったのですが、
そういう事情の裏で、A社内でも担当者が変わった今も、お得意先のC社/D社/E社を起用してると⛴
結局、ウチがB社を起用して運賃込みの高値でA社との商売をやることができたって話です。
まあやはり、
💻「A社 B社 嫌い 10年前」
とかでググっても、こんな情報は得られないわけです🖐
ちょ〜〜っと代理店まで足を運んでスリスリ(🙏😏)するだけで、数万ドルの利益が入っちゃうなんて〜💰
ま、1つの商売を、すみずみまで細かく見て調べたりしてみると、
意外とこんな感じで効率化できる世界がたくさんあるもんなんです。
どんな泥臭い形でも、出張経費の何倍もの利益上げたら勝ちですよね〜✨💰✨
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いかがでしたでしょうか❓
こういうリアルな記事を書くと、
👤「くだらねぇ。商社の人間は頭使わなくていいよな〜」
という感じの感想をもつ方もいらっしゃるんですよね。
まったくもって否定する気はございません🙇💦
取引先には言わないまでも、なんならワタシもそう思ってます😌
ただ、そんなクダラナイことでも物事が動くという事実を認識し、
それも選択肢に入れて攻略するゲームだと考えると、不思議と楽しめちゃうもんかな〜と。
「合理的なロジックで動かない世界でどう結果を残すか」
ビジネスの一つの醍醐味にすら思えます。
ということで、引き続きご愛読よろしくお願いします❗️