【総合商社】配属リスクについて①
どうも、ドチです🐱
突然ですが、皆さんは「配属リスク」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。これは、私が就活生時代にもあった言葉ですが、最近の方がよくこの言葉を聞く様になったと感じています。
ちなみに、
配属リスク = 自身が希望する本部/部署に行けないリスク
ですね。総合商社を志望する就活生で、
(基本的には配属された部署内で一生を終えるって聞いたけど、本当?であれば何となく最初からイメージしやすいメーカーの営業職の方がいいなぁ)
という様な疑問・悩みを持っている方が少なくない様です。
結論を言うと、この配属リスクというのはある程度コントロール出来ます。
実際に、ある程度思う様にキャリアをコントロールされている方(総合職・営業部門)の職歴を例に挙げ、どの様に会社生活を送ってきているか、について、今回記事を書きました。
今回は「30代後半で事業投資関連の課に勤める課長補佐のAさんのキャリア」についてご紹介します🚀
※文中のアルファベットは筆者都合で伏せてますがご容赦を🙇♂️
Aさんのキャリア(30代後半課長補佐)
まずは、Aさんのこれまでのキャリアを紹介し、後でポイントを解説します。
入社時:化学品本部AAA部BBB課配属。とある無機化学品が担当商品。尚、化学品本部は希望通り 1−4年目:同担当商品のグローバル物流業務を経験 4-8年目:中東某国で駐在員として、同国の化学品全般の物流および本社の事業投資支援業務に従事 8-11年目:化学品本部CCC部DDD課着任。担当商品は肥料原料の無機化学品。 11-12年目:国内経営大学院の夜間コースに通学することを希望し、海外出張等の無いコーポレートのとある部に異動。 13年目-:化学品本部EEE部FFF課着任。事業投資メインの課。現在に至る。
こんな感じです☝️基本、化学品本部でのキャリアを歩いてますが、途中、海外駐在を経て部署を変え、また、一時的にコーポレートを経験している様ですね👁
何を思ってどうキャリアを歩んできたの?
さて、このAさんにキャリア背景を伺いましたが、
- 入社時の配属は希望通り。化学品での物流を希望した為、自身に適性がある理由を一生懸命考え説明した結果だと思う、とのこと。
- 4年目に中東に駐在しているが、これは、上司(課長)&上司の上司(部長)と、「先輩の後任として中東に駐在出来なければ、語学研修生制度(*研修から帰国した際は、原則、他本部配属となる制度)に手を挙げ中東に行く」と交渉して勝ちとったもの。
- 経営大学院への通学は、物流業務中心のキャリアからの脱却を意図し、一度座学で経営をしっかり学びたかったというもの。修了後は、希望通りに事業投資関連の部署/課に配属された。
って感じらしいです。
(*)語学研修生制度については以下の記事ご参照⬇️
キャリアを「作る」上でのポイントは?
ここで、Aさんのキャリアから言えるポイントですが、
- 入社配属時は、完全にではないが希望が考慮される。であれば、他の内定者よりも説得力のある希望の理由を準備し、配属リスクを極力排除すべし。
- 実績を作り、「本部/部として、コイツは何としても維持しなければ」と幹部に思わせることが出来れば、ある程度キャリアも交渉可能。
- 社内のキーマンから幅広く認知されるべく振舞うことが重要。
という点ですね。
1.に関して、ちなみにですが、私の勤め先では、内定者時代に聴取される第1〜第3志望までのいずれかの部署に、8割方の社員は配属される・・ということらしいです。ある程度希望を聞いてくれるなら、周りより積極的に適性理由を説明し第1希望を狙いにいくべきですよね🏃♂️💦
2.に関しては、Aさんの場合、中東駐在に際しては、「語学研修生」という、一度本部という「背番号」をリセット出来る権利を盾に交渉をしたわけですね。これはそれまでの仕事の実績・信用があってのことです🤝
3.に関してですが、そもそも経営大学院への通学を聞いた上司としては、
(海外出張が課せないなら、営業無理でしょ。。コーポレート等に出すしかない・・)
となるわけです。それで一旦、営業現場からは離されてしまいます。
ただ、重要なのは、大学院修了後、Aさんは事業投資の課に引き抜かれたということです。おそらく、中東駐在員時代に本社で対面となった課長と信頼関係を作っており、通学を決める前から事前に根回しもしてたのでしょう。
これらのポイントを押さえ、戦略通りにキャリアを歩んでいるAさんは素晴らしいですね✨
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いかがでしたでしょうか❓ちょっと抽象的なお話でしたが、意外とサラリーマンでもキャリアはコントロールすることが出来ることを、例を挙げてお伝えしたかった次第です✨
続編も乞うご期待‼️
最後に。
私自身は、特にやりたいことがなかったので、「営業には行きたいけど、どの本部/部署でも良いですぅ〜🤪」って感じでした。まあこれまで後悔は無いですね🐱✨