【総合商社】語学研修生の現地生活紹介①ブラジル編🇧🇷

仕事内容 海外駐在 総合商社

どうも、ドチです🐱

以前、総合商社各社の若手社員には「語学研修生」という制度があることを紹介した記事を書きました。

簡単に、どういう制度かと言いますと、

  • 海外で、第3言語を学ぶことに徹する。これが目的なので、派遣先が首都/最大都市とは限らない(田舎が大半なイメージ)
  • 滞在期間は1-2年程度。基本、1年目が語学学校、2年目は現地法人/海外支店での業務を行なう

そんな感じの制度です。

各商社で多少の違いはあれど、、まあ上記はどこもだいたい一緒でしょう😄ちなみに、、私自身はこの制度を利用しませんでした🐱

この語学研修生を経験した社員が私の周りにたくさんいて、最近よく話を聴く機会があるということもあり、ちょっと今回から非連続的に、国別で「語学研修生の生活」をシリーズで書いていこうと思ってます✍️参考になれば嬉しいですね。

さて、第1回目はブラジル(ポルトガル語圏)です✈️🇧🇷

語学学校1年、その後、子会社で1年、鉄鋼製品関係の業務を経験してきたA君👱‍♂️のお話になります。

早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:普通(3分程度))

目次

  1. 語学学校の環境と生活🏫
  2. 課外活動🏃‍♂️💨🍻
  3. 現地子会社での業務💻

1. 語学学校の環境と生活🏫

A君の1年目の研修都市は、ブラジルの北東部で大西洋沿岸に位置する港湾都市。地方都市にしては大きい街で語学研修生の1年目の語学習得地としては珍しいとのこと(やはり研修生のほとんどは、日本人が一人もいない田舎に通うこと多しとのこと☝️語学習得が目的ですもんね🐱)。

A君は比較的マジメなタイプであり、人一倍ポルトガル語の習得意欲が高かったので、語学学校に加えて、家庭教師も付けて毎日勉強に励んでいました。

スケジュールは、ざっくり、

06:30  起床→朝食
07:00  予習
08:00  家庭教師による授業(-12:00)
12:00  昼食
13:30  語学学校(-15:00)
15:00  自由時間(詳細後述)

という感じだった様で、平日はこれをほぼ1年間繰り返す日々を送ってきたとのことでした。

15:00以降の自由時間なんですが、、これがマジで本当に本当に自由時間なんですね!!海外支店の業務のお手伝いとか、本社の人事部から日々レポートを課されるとか、そういうのも全くなく、本当に学生に戻った時の様な暮らしとのこと🥺イイナイイナ

ただ、、やはり、この「課外活動」の時間をいかに有意義に使えるか、がその後のビジネスマン人生に大きな影響を与えるみたいですね。ここで、学生という立場を存分に発揮し、興味を持つ世界に果敢に飛び込んで、見識を深めるだけでなく、政財界にネットワークを構築する強者も出てきます。

話を「語学」に戻しますね。

語学学校では、どの国に派遣されても、基本的にはその国で公認となっている、一番有名な資格試験を取ることを目的としたカリキュラムに沿って勉強することが普通です。ブラジルの場合は、「ブラジル・ポルトガル語検定試験」というのがそれにあたります。

見方を変えると、「会社としてのミッションは試験に受かること」であるため、Speakingの能力をないがしろにする研修生も多々いるので、実は、語学研修生の中でも「ペラペラ」になれず帰って来る研修生もいるんです🤔

ちなみにA君は、家庭教師を雇っていたのはSpeakingを強化する目的であった様で、他のポルトガル語話者の社員から見ても、なかなかレベルが高いらしいです。

家庭教師は女性だったらしいですが、、チョメチョメはなかったと本人は言っています😏

2. 課外活動🏃‍♂️💨🍻

さて、A君は自由時間には何をしていたのでしょうか?

まず、20:00以降は治安面を考えて、一人で出歩くことは避けていたとのことでした🙅‍♂️路上での携帯電話の使用も控えていた、とのことです😵コエ〜

また、大きな街ではないため、そんなに娯楽設備があったわけでもないので、アパートにこもり筋トレや読書をしていたとのこと。。意外と地味ですね。

あ、ちなみにですが、、語学研修生は、✨駐在員✨と違い、そんな月30-40万円も家賃がかかる様な高級マンション/コンドミニアムに住むわけではありません(全商社がそうとは限りませんが、、身分を考えれば同じ様な境遇であることは想像に難くないです)🙅‍♂️

A君も、まあその街の物価が大都市圏と比べて低かったこともあり、月10万円程度のアパートに住んでいました。もちろん、セキュリティ上は問題の無い地区/建物にはなっていた様ですけど。

さて、15:00以降ですが、主に、サーフィンやダイビング等のマリンスポーツを通じてローカルの人々との交流を深めていたとのことです🏄‍♀️平日の昼過ぎ〜夕方にかけて、こんな生活が送れるサラリーマンもなかなかいないですよね✨

まあ、超ブラジルっぽいんですが、2-3月にはカーニバルが、その他、通年で宗教関連のお祭り等が開催されるので、持ち前の行動力を活かしてパフォーマンスする側で参加したりと、有意義な課外活動を送っていたとのことです。

3. 現地子会社での業務💻

さてさて、そんな夢の様な生活は1年で終わり、2年目はついに現場でのお仕事ですね💦勤務地は、サンパウロ郊外の工場のある小さな街ということで、語学学校の地からはお引越し🚛💨

A君は、実は、コーポレート部門の出身者であり、将来的に営業部門に移りたいという目標があったため、この2年目で必死に与えられる業務をこなし、営業部門から引き抜かれる様になる必要がありました🔥

会社から命じられたのは、現地の鉄鋼製品関連の子会社での営業の仕事でした💼

初めての営業・・・。ドキドキ😳ブラジルに来るまでの本社での3-4年間は、ずっとコーポレートで経理業務に携わっており、サポートを通じてしか営業部門との接触がなく超緊張して臨んだ初日、本社からのたった1名の出向者の上司である社長(=駐在員ですね☝️)から、

👴「とりあえず、定型業務は決まってないんだわ😄見よう見まねで考えながらやってみて!!」

という感じで拍子抜け・・・したのも束の間、工場の日々の操業トラブル等で早速、目まぐるしい毎日がスタート🔥

空いた時間に、上司から関連商品の説明は受けるものの、操業トラブルは起こるわ、取引先へ値上げ交渉しなきゃいけないわ、社長から経理業務のサポートや本社への報告書ドラフト作成を命じられるわ、本部から派遣された若手駐在員並みの期待を受け、なんとか毎日生き抜いてきたって話です。

第三者視点で見たら、「営業とは?」なんてことを座学で丁寧に教えてもらう入りより、一刻も早くこういう超目まぐるしい日々の中、職歴とか関係なく、「自分が何とかしなきゃ!」みたいな経験を積めたA君は良かったなぁと思いますね✨

実際、A君は2年の研修期間を終えた後、前述の子会社での働きが認められ、その子会社を管轄する鉄鋼製品関連の本部に引き抜かれました。

現在でも優秀な人材として活躍してます✌️

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いかがでしたでしょうか❓ 

ちなみにですが、原則、語学研修生は、帰国後5-10年以内にまたその言葉を使う国(ポル語なら、ブラジル?ポルトガル?モザンビーク?)に行くことになります。もちろん、その時、その本部にその様な国のポジション(支店/関係会社)があればですが🖐

ご質問等あれば、本ブログのお問い合わせフォーム、Peing匿名質問箱、TwitterのDM等でお知らせ頂けるとありがたいです‼️

最後に。

本当に語学研修生には手を挙げればよかったかも・・🐱🥺

P.S.

以下、宣伝です🐱🙇‍♂️

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