【総合商社】アフリカを目指し入社した彼のその後
どうも、ドチです🐱
先日、ちょっと他商社の後輩Aくん(👦)とご飯を食べに行ったんです。
実はその後輩くんというのは、過去記事でちょっと紹介したことある方でして、、
この記事の2章で「後輩」と紹介している人なワケですが、実は正確にはこの時はまだ内定者だったワケですね。
Twitter経由でご連絡を受け、他商社ではありますが仲良くなり今でも交流がある、という経緯です。
あ、ちなみに、今回のこの記事をご覧になっている就活生の方で、
👦👧「途上国支援がしたいから総合商社に入りたいです」
という想いを持ち、それを全面に出して選考に臨むつもりでいる方には、
上のリンクの過去記事は必ず一度読んで頂きたい記事です。
・・話がそれてしまいました。
今回は、その当時内定者だった彼が、立派な2年目商社マンになってお話しした際に私が思ったことに関する記事です✏️
新人や内定者、そして現役学生の方々が主な読者対象者ですかね!
それでは早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:普通(3-4分程度))
目次
- Aくんの配属先は希望通りになった!?
- 「XX世代」というカテゴリーへの違和感
- 今後の彼の目標
1. Aくんの配属先は希望通りになった!?
久しぶりに会った体育会系出身の彼は、心なしかやはり少し太っていました😄
あるあるですね🐷💦
ものすごくハードな運動を止め、食事量はさほど変わらず、今度はハードなデスクワークの世界に入ると太ります。
さて、
アフリカへの並々ならぬ情熱を燃やしていたAくん🔥
今はどういう組織何をやっているのでしょうか?
結論、彼は、入社前の希望の通り、とある分野のプロジェクトもの事業管理を担当していました🏭
地域こそアフリカではないですが、発展途上国で、大規模なビジネスで現地の雇用をたくさん生んでいる事業にたずさわっていました。
👦「楽しいですね。入社して1.5年強経って、ようやく少しずつプロジェクトのどこが課題でそれを改善するために何をすれば良いか、少しずつ自分の意見を持てるようになりました」
なるほど。
👦「ただ、学生にとっての憧れである、大きなプロジェクトの日々の業務ってある程度『地味な仕事』という認識はあったのですが、、思ってたよりさらに地味でしたね。」
この点、とっても分かるんですね。
私自身は、入社時は物流業務に配属されました🐱(※)
年次を重ね、初めてプロジェクトモノの事業管理を担当した際には、
🐱(・・今までの物流業務で取引先から常に焦らされてた日々と違って、仕事のペースがつかめない。。ただ、業務上の関係者が多くて複雑で社内報告だけでもやることがめちゃくちゃあるな)
なんてよく思ったものでした。
(※PRですが、、詳しくは著書の「総合商社のリアル2」に筆者のキャリアの記載があります。記事の最後にリンク貼ってますんでよろしければご参考まで🙇♂️ちなみに、Unlimited会員無料です)
そして、こういう地味ぃぃ〜な仕事が続く中、2年目になると物流業務を担当する同期で海外出張とか行く人が出てきます✈️
そうすると、
👤(あぁ、、アイツはもう出張に1人で行って取引先と交渉してるのに、俺はオンラインミーティングで末席にいて議事録を作成する日々・・これで良いのか)
という社員が出始めたりします。
近年、その思いを抱き若手が辞める流れが加速しつつあります。
それについて、 Aくんはどう思ってるのか?
👦「たしかに、そういう同期を見ててうらやましいと思う面はあるんです。ただ、そんなことよりも、プロジェクトで発言権を持てるようになりたいんです。」
ほう。
👦「なんて言うか、海外にはゆくゆくは行く機会があると思うのですが、発言権を持って物事を動かす立場になるためには、信用の積み重ねが大事だと思うに至ったんです。地道に堅実にやって認められた先輩の言葉が重くて説得力があることを痛感してて。」
2. 「XX世代」というカテゴリーへの違和感
Aくんは、20代前半の、いわゆるZ世代に属する世代です。
正直言って、入社2年目でここまで地に足ついた考えの下、ポリシーを持って日々過ごしてる彼に驚きました。
他の記事やTwitter上でも少し触れてますが、
近年の離職率増加の事実から見るこの業界のZ世代の特徴って、
- スキル重視💻
- 自分のやりがいや成長を入社後即求め始める⤴️
と見ています。
(この2点の特徴って、世間で言われる一般的な整理とは少し違うものでしょう)
なので、最初は、規模が小さくても自分でいろいろとイジれる物流業務をやる部署・課に配属されたいっていう内定者が多いのです⛴
実際、私も内定者からご相談を受ける時は以下のように言ってます👇
私はそんな彼らの価値観を否定する気は全くありませんし、なんなら共感するトコは多分にあります。
一方で、Aさんは非常に長期的な視点で考えているなぁと。
先ほど挙げた2点の特徴と、決して相反する思想ではないのですが、、
なんて言いますか、
社内の幹部や、上司・先輩からとってもウケの良い、地に足のついた考えだなぁと👴👨👱♂️💘
この話を通じて思ったのは、
若手だからと言って、やはり個人を、メディアとか広告代理店がキャッチャーなコピーとして生み出したであろう「XX世代」というカテゴリーに当てはめるのは雑な考え方だなぁと。
単に評論したいだけでなく、
今後、若手の後輩と接する際には気をつけなければいけないなぁと思ったわけです。
3. 今後の彼の目標
これまで彼についていろいろ話してきましたが、
👦「さはされど、そもそも人生をより良く生きるための目標として、第3言語を習得してみたいと思ってきたし、商社に入ったからには早く海外に行きたいです」
ということで、今、任されていること、自分が短・中期的になりたい像に向かって一生懸命仕事しつつ、
ただ、期限は決めて語学研修生制度に応募して、総合商社というリソースを存分に利用してなりたい自分になっていく!ということでした✨
そんな彼を、同業の先輩として、これからも応援してます📣
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いかがでしたでしょうか❓
👦「いつになるかも分からない、その『信用が貯まる瞬間』に到達するその日まで、地道な仕事の積み重ねをやることが全てでしょうか?」
👧「その途方も無い期間が、大切な一度しかない人生にとって無駄になってしまうリスクってないですか?」
こういう意見も出てくると思いますし、すごく理解できます。
なんでしたら、別に若手に限らず中堅・ベテランの社員でも誰しもが抱える葛藤だと思うんです。
今のところの私の立場は、まあAさんに近いんでしょうね。
だからこそ「商社ってけっこう面白い!」って言いながら、わざわざこんなブログを運営してるワケですからね〜💦
こういう葛藤も含め、引き続き業界のリアルを伝えていければと思ってます🐱
ご質問等あれば、本ブログのお問い合わせフォームか、TwitterへDM頂ければ可能な限りコメントさせて頂きますね✨
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