【総合商社】新規開発のお仕事①✈️💦

仕事内容 総合商社

どうも、ドチです🐱

実は、ここ数ヶ月、ブログを更新していなかった時期は、メインで新規開発の仕事をしておりました(おります)🏃💨

👧(新規開発・・・?)

よく分かんないですよね〜🤷‍♀️

総合商社に入社した後は、物流業務(貿易業務)がメインの部署に配属されると、

最初は先輩が決めてきた売買契約を履行することを徹底してやることになります(俗にいうオペレーション業務ですね☝️)。

船/航空便を手配して、A国からB国に商品を運ぶ、みたいな感じです⛴

一方、事業管理がメインの部署に配属されると、その事業の株主としてのアレンジ(株主総会の準備とか)や、その事業の価値を上げることをやることになります。

詳しくは、過去の記事でも紹介してますんで、「総合商社 事業管理」とかでググってもらえれば当ブログ記事がヒットするかと👁

ということで、やはりまず新人・若手はすでに存在する仕事のノウハウを覚え、回していくことに注力するもんなんですね。

そして、10年くらい商社で働いてると、1-2度はこういう新規開発の仕事をする機会に直面するんですね🖐

ということで、本記事では、

・新規開発ってどんな仕事?

・その仕事はどう評価される?

これらの事情を、これまでの自身の経験や周囲を見てて思うことから解説してみます💻

今回は続編の1発目の記事です。

それでは早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:普通(3-4分程度))

目次

  1. どんな仕事?
  2. どう評価される?📃

1. どんな仕事?

新規開発って言葉自体がすこし抽象的なのでわかりにくいと思いますが、

冒頭で説明したとおり、「すでに存在する商売を回すこと以外」の業務、と整理できるかと思います🖐

たとえば、

🇺🇸のサプライヤーから購入し、主に🇨🇳の顧客へ、〇〇の原料として販売する商品Aを、🇮🇳△△という用途で使用する需要家を開拓してさらに高く販売できる市場をつくる(物流)
🇧🇷で、現地のパートナー企業と一緒にバイオエタノールを主原料とした発電所をつくるべく、パートナー企業となり得る会社をリストアップして選定していく(事業投資)
③将来の富裕層向け需要を狙い、🇫🇷の牛肉生産販売会社を買収すべく交渉進める(事業投資)

こんな感じでしょうか。

また、上で説明した②と③を見ればなんとなくわかると思いますが、

新規開発のお仕事では、仕事のフェーズってもんがあるんですよね☝️

同じ事業投資を狙う仕事であっても、②は「案件を探し始めたばかりの段階🔍」であるのに対し、

③は「案件を形成する段階📊💪💦」になるわけですね。

次の章での説明にも通じることを言いますが、この仕事の特徴は、いずれのフェーズでも、

  • 基本的にはお金を生まない💸
  • 結果的に何か新しい商売をつくれたか/つくれなかったかが一目瞭然

というような感じなんです。

現地パートナーの調査や買収交渉をどれだけきっちり進めても、やってる時はお金は生まないですよね。

買収が成立しなかったら?・・・あくまで結果だけ見ればですが、失敗ってなりますよね。

この2つの特徴だけ見てもシビアな業務です🤷‍♂️💦

ま、クビになるわけでも死ぬわけでもないんですが😇

あと、やはり新規開発の仕事を任されるのは、一定期間、その担当商品の商売を回した人になることが一般的です🕺

先ほどの②を例に挙げましょう。

いくらSDGsの世の中であり、バイオマスエネルギーを電力源にするビジネスがトレンドになりつつあるとはいえ、

いきなり入社した新人、もしくは発電事業の経験がない人がそのプロジェクトを「目利き」できるわけないですよね〜🤷‍♀️💦

①の物流業務を例に挙げても同じです。

🇮🇳で商品Aの新しい顧客となりそうな人たちを見つけたとして、商談の席で、

👳‍♂️「で、今の🇺🇸での商品の相場はいくらくらいで、今の🇺🇸からの海上運賃の相場はどのくらいで、結局、いくらでウチに売るつもりなの?」

と聞かれ際、

🐱「・・・いや、よく分かんないんで本社に聴きますね📱💦

なんて対応してたら、相手にされないんですね。

これまでが超ザックリ解説した新規開発のお仕事です⛏

2. どう評価される?📃

前章で、なんとな〜く何をするのかお分かりいただけたかと思いますが、

ここで疑問がわきますよね。

👧「案件形成のフェーズで、結局、買収できなかったらその担当はどうなるんですか?」
👦「というか、案件になりそうなネタを探してる人たちも、それが良い投資案件になる保証もないですよね?」

↑業界の現役社員にとっては耳がイタイっすよね👂💦ハハハ

ただ、会社はそんな「白か黒か」で評価を下すわけでもないんですね。

すっごく雑に言えば、その時に数字面で貢献してなくても、将来的に貢献してくれそう!という内容であれば、

それは成果としてしっかり評価するんです🏢

つまり、新規開発の担当者の立場からすれば、

🐱「この取り組みはのちのち会社に利益をもたらします🔥

という説明を、社内のkey personに頻繁にやり続け、(あの案件おもしろそうだぞ🗣)って雰囲気を出したモン勝ちなんですね💰

具体例を出していきましょうか。

総合商社のプレスリリースって、やたらと「〇〇の分野で□□社と業務提携」みたいなニュース多くないですか?

  • 石油探索技術に特化した米ベンチャー企業との業務提携🤝
  • AIを活用したオーダーメイド医療を実現するために中国△△社との実証実験開始🏥

みたいな。

まあ生産設備を持たず、物流にせよ投資にせよ、総合商社は取引先がいなければお金を稼げない、という業態なので、

「そのファーストステップとして〇〇社とパートナーシップを組んだ🤝

とかは一定の評価をされ、それ自体がプレスリリースに載るんです💻

こういうのは、案件探索フェーズでの新規開発のお仕事の1つの成果なわけです☝️

案件形成のフェーズでは、結局、最終的に交渉決裂したとしても、それは必ずしも担当者の力量不足が原因ではありません。

交渉成立間近で、投資を予定するプロジェクトの国でクーデターが発生、政情不安により案件が頓挫・・・とか。

その国の企業に金つっこんだ矢先に、その企業が国有化されたら、投資した金をドブに捨てるようなもんですよね💸😇

それまでのプロセスや、その一連の経験を通じて、今後の会社の投資案件の教訓を学んだ、とかそういうのも立派な成果となります。

ただ、、

やってる本人としては、、やはり何としてもその案件を成就させ、自ら出向者として事業にたずさわりたいモンですけどね〜😄✨✈️

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いかがでしたでしょうか❓

次回の記事は、新規開発のお仕事のやりがい等に関して触れる続編を書きます。

現役社員のありのままの想いを書きますんでお楽しみに✨

ということで、引き続き現役社員目線での業界のリアルを伝えていければと思ってます🐱

引き続きご愛読よろしくです🖐