【総合商社】住友商事新社長🕺

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どうも、ドチです🐱

あけましておめでとうございます、という冒頭文を準備してましたが、

まずは、能登を中心とする大地震の影響で、家屋倒壊や道路断絶などの被害や、

大津波警報の中避難を余儀なくされている日本海側にお住まいの方々のご無事を祈ります。

さて、今回の記事は、昨年末に発表された住友商事の新社長に関する話をします👔

それでは見ていきましょう🚀(記事の長さ:普通(2分程度))

目次

  1. 上野新社長の経歴🕺
  2. 住友商事の鋼管部

1. 上野新社長の経歴🕺

まずは、住友商事のHP上に記載されている、上野新社長の経歴を以下にご紹介します(出身大学は慶應商とのこと)。

1982年4月 住友商事入社

2004年4月 欧州住友商事グループ 鋼管部門長

~以降、着任年は不明ですが、部長級人事として~

         鋼管本部長補佐 油井管事業部長
         理事 北米住友商事グループ
         北米鋼管グループ長
         米州総支配人補佐
2013年4月 執行役員 エネルギー本部長
2016年4月 常務執行役員 資源・化学品事業部門長補佐、資源・化学品業務部長、エネルギー本部長(これらは兼務?)
2017年4月 常務執行役員 米州総支配人、米州住友商事グループCEO、米州住友商事会社社長
2018年4月 専務執行役員(以下、同上)
2019年4月 同資源・化学品事業部門長
2021年4月 副社長執行役員 金属事業部門長、資源・化学品事業部門長、エネルギーイノベーション・イニシアチブリーダー
2022年4月 同上(金属事業部門および資源・化学品事業部門管掌)、エネルギー~以下同上~
2023年4月 同上(金属事業部門、資源・化学品事業部門およびエネルギーイノベーション・イニシアチブ管掌)
2023年6月 代表取締役 副社長執行役員 同上
2024年4月 同社長(予定)

って感じらしいです(疲れた💦)。

とあるWebニュースや新聞記事には、

📰「金属事業部門は、上野が1982年の入社以来ほぼ一貫して歩み続けた『古巣』である」

と書いてあります。

実は、住友商事の「金属事業」と言えば、三菱・三井などの「資源投資」とことなり、

鋼管や鋼材などの、いわゆる鉄鋼製品の売買が過去からメインの事業だったんですね☝️(コレ、次の章以降で詳しく解説します)

ということで、上野氏の2004年に部長級に昇進するまで(担当者~課長まで)のキャリアは、

主に鉄鋼製品領域の部署で、おそらく物流業務をメインに担当してきたことが予想されます⛏💪

そして、鋼管関連の部長級の人事を転々としたのち、注目すべきは、畑違いの「エネルギー本部長」として役員になりました🕺

欧州・米国と各主要地域の要職についたあと、育った鋼管関連ではない本部で本部長に就任🏢👔🏢

この時点で、ヒラの役員では終わらない雰囲気がプンプンするわけですよ🖐

他方で、82年入社の新社長ということで、昨今、若返りが目立つトップ人事の中でも、少しお年を召した方の就任という印象です。

さて、先ほども少しふれましたが、住商の金属事業部門というのは名門なんですね✨

そのへんを次の章でご紹介していきます。

2. 住友商事の金属事業部門🪙

同社の金属事業部門は、鋼材本部鋼管本部の2つの営業本部から構成されてます✌️

👦「鋼材ってなに?鋼管ってなに?」

超カンタンに言っちゃうと、鋼材はいろんな部品になる、鉄を主原料としていろんな金属を混ぜた鉄鋼の板とか、自動車のボディとかに使われる材料です。

また、鋼管に代表されるものとしては、石油を掘るときに使われる鉄鋼のパイプ(油井管=ゆせいかん、と言います)とかがあります。

住商は、むか〜しからつちかったこれらの販売ネットワークが超デカいんですね☝️

実際、1980年代以降、数々の社長が鋼材・鋼管の商売を長く経験してきた人が多くいるんですね🕺

ちょっと話がそれますが、、

みなさんは、横浜DeNAベイスターズを一世風靡した時の球団社長をご存知ですか❓

👧 (え、いきなり野球の話?詳しくないんですけど…)

あ、特に野球の話がしたいわけではありません⚾️🙅‍♂️

数年前、DeNAが球団買収した時の初代の社長が池田純氏、という方だったんですね。

ワタシは就活生の頃、実はDeNAにも興味があって説明会を聴きにいったのですが、

その時のプレゼンターが彼でした👱‍♂️

もちろん、まだ球団買収の前で有名ではなかったのですが、とても自信に満ちた感じで、自己紹介で経歴を語る際に、

👱‍♂️「ファーストキャリアは住友商事という総合商社で、就職超氷河期といわれた時代に、トップ入社でした配属先も、歴代の社長を輩出する鋼管などを貿易する部署で、まさにエリートコースの出発点だったのですが…(省略)

って話をしてたのですが、コレが印象に残りすぎて、10年以上経った今もまだ、

住商の金属事業部門はエリートコース🛣

と覚えてるって話でした🖐💦

ちなみに、、池田氏のこんな記事発見。。あの時とまんま同じこと言ってる💦

https://www.sanspo.com/article/20171129-UCZP7VEMBNJZTBWI2PMS33MLXI/

さて、上野新社長が金属事業部門に戻る前の21年3月期の同部門の純利益は、

なんと▲398億円💸😭

そこから、翌年度は+552億円、そしてさらに翌年度は+1,104億円と業績を回復させました✨

そういったV字回復の手腕も認められた上での新社長就任と思われます。

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いかがでしたでしょうか❓

近年、3大商社という言葉が広がりつつあり、5大商社の中でも少し地味な位置付けを強いられてますが、

上野新社長の下で巻き返しなるか、見どころですね👁

引き続き今年も業界のリアルを伝えてまいります👍

あらためまして、本年もご愛読よろしくお願いします✨