【総合商社】10年前と比較した5大商社各社の変化 ①
どうも、ドチです🐱
嗚呼、週末ってなんでこんなに時間が過ぎるの早いんでしょうか😮💨
例によって夢のない冒頭のつぶやきですみませんね💦トクニガクセイサン🙏
さて、今日は前談もほどほどに🖐
今回の記事もですね、10年前と比較した各総合商社の数字の話です✏️
本記事も主に投資家さんだったり、業界の現役社員さんが主にターゲットですが、
学生さんにも会社選びの参考になるかと👍
それでは早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:普通(2-3分程度))
目次
- 純利益💰
- 資源権益量⛏🪨🪔
- 経営関連指標📈
1. 純利益💰
前回、前々回記事で2回にわけて紹介した各商社の純利益の10年前との比較。
本記事では、5大商社のそれをまとめておさらいです👇
ちょっと目立つ数字を太字で表現してるわけですけども、
少し以下に解説していきますね🎤
- まずは各商社、金属を中心とする資源の利益の伸びが1番目立つってとこですね⛏🪨10年前と比較し1番目立って市況が上昇した原料炭を多くもつ三菱商事が+4,000億円って・・エグいですね♦️🙀
- エネルギーを見ると、頭一つ抜け始めてるのは三井物産🏢あとで紹介するのですが、石油・ガスの保有権益はやはり圧倒的で強い💪
- こちらも各商社共通なんですけど、機械・モビリティ・インフラ(電力ビジネスを含んでます)が全商社1,000億円を突破してます✈️🚌🚆各社の非資源分野の利益割合の上昇に大きく貢献するセグメントで、あきらかに10年前から稼ぐフェーズが変わってます📊
- 機械・モビ・インフラほどではなくも、次に全般で成長してるのは素材🪙🧪その中でも特に目立つのは完全に住友商事🏢このカラクリですが、ここには住商の金属部門の数字が入ってます。同社は資源・エネルギーに金属が入らず、金属が意味するのは同社の強みの鋼材・鋼管ビジネスであり、それが牽引してます🚀
- 最後に、その他ですが、三菱商事は近年稼ぐ力が顕著な都市開発事業、そしてそして、伊藤忠商事はCITIC🇨🇳関連の事業益ですね☝️
そんな感じでしょうかね。
詳細の商社毎の分析は、それこそ前回・前々回記事をご覧いただけるとうれしいです☺️
2. 資源権益量⛏🪨🪔
やはり前章の表を見ると、なんだかんだやっぱ資源‼️ってなりますよね〜。
内定者👧「相当な伸びなんですが、各商社、やっぱドンドン人を投入して権益を増やしてるってことなんですか❓(資源配属の可能性が高いのかな・・ブランドビジネス希望なんだけど・・👗💦)」
そうですね、こんだけ儲かってるってことは、さぞ保有権益増えまくってるって思いますよね〜。
実際どうなんでしょ⁉️
・・ってことで各商社が発表してる範囲での権益量をまとめてみました💻
意外⁉️じゃないですか❓
そ〜んなに増えてない、、どころか、減ってる方がオオクナイ⁉️
そうなんですね〜。
すっごくカンタンにこのカラクリを説明するんですが、そもそも、
資源権益って維持するだけでも超ムズカシイこと💦
なんですよ。
ご想像のとおりなのですが、(もちろんモノによりますが、)フツー資源投資って20-30年とかの期間で契約します🤝
で、だいたいのプロジェクトは資源/オイルメジャーといわれるような、国際的な資源会社とか、
(そういうメジャーに勝手に仕切られないように、)「ナショナルカンパニー」といわれるような国営企業が、
事業の主体者(主要株主になるのみならず、探査/探鉱とか掘ったりとか、近くで資源を精製して出荷可能な状態まで処理したりとか)になるんですね⛏💦
総合商社の立ち位置って、ほとんどのプロジェクトで、
- ファイナンス(=出資だったり、その信用力を利用して低金利で銀行とかから借りたりして、プロジェクトに必要なお金を工面する)💰
- マーケティング(=資源の販売先を見つける、新たに開拓したりする)🔍🌏
だったりするのですが、
で、ホント超ザックリ言っちゃうと、その2つの役割で過去はプロジェクトに入れてもらえたんです🏢🤝🏢
もちろん、それだけでも大変なことで、先人の苦労話は絶えません(それに、、こういう話は本当にドラマを聞いてるみたいで面白いんです・・🔥)。
ただ、2000-2010年代とかにもなってくると、爆食の中国を中心に資源需要はガッツリ高まり、
メジャーはもちろん、ナショナルカンパニーも経済的に豊かになり、潤っただけでなく生産面などでも経験値は高くなり、
世界でも「顔」がきいてくるようになった&いろんなことが自分たちでできるようになってきちゃったんです🤷♀️💦
これで焦ったのは総合商社🏢🏢🏢🏢🏢💦
やはり、
👳♂️👨🦱👨🦳「アレ、なんでキミタチってプロジェクトに入ってるんだっけ❓機能は❓もうカネニコマッテナイヨ~🤷」
ってなってきてるっていう。
ということで、各商社、権益を維持するためにDXとか、(新しいパートナーと組んで)新技術を提供するとか、
毎日毎日頭をひねり続けて頑張っているんですね。
そんな中、三菱の原料炭だったり三井の鉄鉱石だったり、
維持どころか権益数量を増やしてきた10年間というのは、とてつもない努力と工夫がある、というのが容易に想像されます☝️
ただ言えるのは、
現在、資源を多く持ってる企業ほど今後も資源は有利でしょう👍
これまでの説明のとおり、維持ですらムズカシイわけですから、相当リスクを取らないかぎり、いきなり0→1なんてほぼあり得ない🙅♀️
ということは、今、強い立場にいる商社はもっと強くなれど、あまり強くない商社はムズカシイ💦
つまり、市況さえある程度安定してる状況では、資源の利益で逆転はなかなか起こり得ないって話です☝️
ま、もちろん保有していればいるほど減損リスクも高くなるわけですけどね。
3. 経営関連指標📈
最後はオマケみたいなもんですが、
各商社の総資産、株主資本、そしてROE(“Return on Equity”)の推移を紹介します。
学生さんのためにちょっと補足☝️各指標をザ〜ックリ、本当にザックリどんなもんか説明すると、
総資産 : 会社の財産で将来利益を生み出す源泉を意味する「資産」の合計🏢 株主資本 : 株主からの出資金や事業によって生み出された利益の累計みたいなお金で返す義務があるものではない💰 ROE : 株主の出資金を元手に、企業がどれだけの利益を上げたのかを数値化したもの(=稼ぐ「効率」を測る1つの指標)📊
って感じ。
いずれも重要な経営指標なのですが、ここではいかに各商社がこの10年で規模を拡大したか⁉️を見てほしいって話です🖐
その推移がこちら⬇️
完全に別の会社になってますね。
もちろん、23/03期が、(伊藤忠をのぞく)各商社が史上最高益を出した特別な年度だったこともあり、
ROEは総じて高いのですが、
10年で、こんな大企業群が、こんな伸びる業界って他にあるのかなと・・。
ま、そんな話でした👍
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いかがでしたでしょうか❓
次回の続編では、やはりみなさんの興味の大きい、採用面での変化をまとめます📈
よろしければ引き続きご愛読よろしくです❗️今週も頑張っていきましょう💪