【総合商社】海外駐在員のシゴト/ポジションの種類②事業会社出向🏭 

海外駐在 総合商社

どうも、ドチです🐱

なんか久々に今日は東京も寒かったですね〜🍂🌬️

さて、今回の記事は、前回記事の、「海外勤務のポジションの種類と仕事内容」についての続編です✏️

第2回は「事業会社」への出向、という駐在の形について🏭

前回記事に引き続き、今回も主に業界外の学生・社会人のみなさんを読者対象にする内容ですが、

業界の内定者や海外勤務未経験の若手社員にも読んでもらえたらな〜と👍

それでは早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:少し長め(3分程度))

目次

  1. 事業会社への出向って❓🏭
  2. シゴトはどんな感じ❓💪

1. 事業会社への出向って❓🏭

前回記事で解説したゲンポー勤務に次いで、総合商社にありがちな駐在がこのパターン☝️

われわれのビジネスモデルのメインって事業投資じゃないですか❓

事業投資先の企業っていうのは、お金を稼ぐ「事業」をやってる会社ですよね。

その「投資」が意味するところですが、本社からは単にカネや情報だけを投入するのみではなく、

(その投資先の事業規模にもよりますが)ヒト、つまりは本社の社員を何人か送り込むんですよ👥📮

具体例をあげましょう。

たとえば、三菱商事の直帰の決算資料の「主要な関係会社等の損益」の1番上に載ってる、同社100%子会社の、

・🇦🇺Cape Flattery Silica Mines Pty. Ltd.

という会社があります。

おそらく、現地のこの会社に、本社スタッフを1-2名(もっと⁉️)送りこんでいるでしょう。

100%子会社なので、、う〜ん、わかんないですけど、

  • 経営に携わるシニア層1名👨‍🦰(社長副社長)
  • オペレーションに携わるジュニア層1名👱‍♂️(営業部長購買部長)

とかとか。

ここにプラスして、ひょっとしたら3-4年目くらいの若手社員を研修生として差し入れてる❓

とかとか。

まあトーゼンくわしくはワカンナイっす🤷

とにかく、こういうのを事業会社出向といい、やはり各商社、ポジションは世界中にあります🌎

ゲンポーよりも明確に「事業部にひもづくポジション」でして、投資先を管理する部署の社員が派遣されるケースがほとんどです。

なので、想像でしかないのですが、、先ほどあげた三菱の子会社には、炭素・セラミック本部の、

ガラス事業部(←こんな部あんのかな❓💦組織図には事業部の単位まで無かった💦)

とか、そんな部署の社員が駐在してるハズです✈️

業界内定者👧「え、、私、コーポレート志望なんですけど、ゲンポーとちがってコーポレートの社員には事業会社の駐在ポジションは無いんですか

いえ、あります🖐️

そうそう、なので、やはりその投資先の規模によるんですよね〜。

規模的にも、本社の決算への影響的にもデカい投資先であれば、コーポレートから出します🏃‍♀️🏃

あと、その事業会社の所在国で特殊なルール(会計❓税務❓法務❓)があり、

本社にそれらのスペシャリストがいて、その社員にマネジメント能力をつけたかったり、

逆に、その会社にジュニアを実務研修生とかで送りこむことで、そういう特殊なルールを身につけさせる目的をかねたり、

そういう背景やストーリーがあればコーポレートからも出向させます✈️

ここまで、いろいろと解説しましたが、この章の最後に重要な点を…。

まずですね、会社としては、いくらその事業会社が儲かってるからとて、その投資先には必要最小限の人数しか送りたくないんですね☝️

コレ、当たり前のように聴こえるかもですが、あえて少し解説します🎤

想像のとおり、まずはやはりコストがかかりますよね〜💸💦

(この点、ゲンポー赴任も同じですが、)本社の社員を送りこむ場合、彼ら・彼女らが本社で働くケースにくらべて、駐在先ではいろんな追加コストがかかりますよね。

たとえば、

  • 住宅費用(赴任先によっては、ある程度安全が担保された高級住宅街🌇)
  • 子どもの教育費(原則、小学校以上は会社負担🏫)
  • 諸手当て(例 : 現地の乗用車の調達/ドライバー🚗、危険手当て☠️とか)

これらの分かりやすい費用に加えて、赴任前のVISA取得のために、現地のゲンポー❓の担当者の時間・労力を割くし、

赴任前に、本社で行なわれる研修などにも参加しなければならず、それはもちろん営業時間内だからコストがかかる💸

ということで、まずは「コスト面」で会社に大きな負担がかかるわけですね🏢💦

まあ、総合商社が投資会社化するトレンドの中で、そういうコストは仕方ない。。

ただ、次にあげる理由は、やはり会社としては投資先を増やしたい、という背景もありまして。

事業会社A社に3人送りこむよりも、A社は効率化につとめて2人にし、あまった1人を、今後投資することになりそうな事業会社B 社に送りたいですよね❓

もちろん、A社に3人入れたら利益1.5倍😳ってなるなら、、まあ、って感じですが、まあそれはない🖐️

もちろん、集中と選択って考えはあるんですが、商社の投資PFって、やっぱ原則「分散」なんでね🖐️

いろんなトコに張るためにリソース(ヒト・カネ)を上手〜く使いたいってのが、幹部が四六時中考えてることなんですね🕰️

2. シゴトはどんな感じ❓💪

(ここまででかなり長くなっちゃいましたね💦)

さてさて、では肝心なシゴトの内容についてですね🖐️

人によりますが…って前置きがいつもつきますが…

「ゲンポーでのシゴトより事業会社出向の方が満足度が高い人が多い‼️

が総論として一般的な気がします💪

ゲンポーは、やはりその性質上、基本的には本社のサポートってのが役割なのです🏢

一方で、事業会社は、いかにその投資先企業/プロジェクトを儲けさせるか、に特化できる💰

という点にて大きな違いがあります。

特に、事業会社にオペレーション(事業を回してお金を生み出す/コストカットをすることなど)をやるために派遣された若手〜中堅社員は、

本社にいるよりも一段上のポジションで、投資先企業の現地スタッフをまとめて、一丸となってオペレーションを回すことに奔走します✨🏃💨✨

これが〇ぬほど忙しいんですが、〇ぬほど楽しいんすよ✨🕺(経験談)

毎日がハラハラドキドキの冒険って感じで、、

現地スタッフの怠惰さ・対応の遅さ・ミス・不満・グチとかに優しく対応し寄り添いながらも、

日々発生するトラブルにみんなで一丸となって対応して、毎日なんとか乗り切るような生活💦💦

赴任当初は環境にテキオーするだけで精一杯で、本社の人間とちがって周りが気をつかってくれることもなく、

業務上のことでも思ったとおり動いてくれなくて、2-3ヶ月後には、

👱‍♂️(オレ、なんでここに来てしまったんだろう😞)

って誰もが一度自信を失くすというのはアルアル。

でも、シゴトのみならず、会社のイベント(ワタシの出向先はダンスパーティやスポーツ大会もありましたね🕺💦⚽️)も一生懸命やってると、

じょじょに信用を得られるもんでしてね。

そこからは何とかなる💪って感じで、シゴトを回していけるようになりました。

もちろん、ゲンポーでも現地のスタッフと一緒になって汗をかくのですが、

前回記事に書いたとおり、いろいろな商材・サービスを、個々のスタッフが対応してて、

事業会社のような一体感みたいなのは総じてうすい印象ですね〜。

また、ゲンポー勤めは本社への報告関連業務もあり、社外のみならず本社出張者のアテンドもありと、

(その会社で生きる分には大事ですけど、)事業会社出向にくらべて社会のなかで価値を生み出せてる感(→自身の価値が高まってる感)が低いかな〜と。

これは現役商社パーソンによってはいろいろと意見あるとは思うのですが、ワタシはそう感じますね。

事実、ワタシが(俗に言う)途上国の事業会社出向時、同じ時期にニューヨークのゲンポーに赴任した2個上の先輩から言われたのを覚えてます👇

👱‍♂️「本社でNYへの異動の内示受けて赴任するまで、ドチが不憫に思えたけど、、今はお前がうらやましい

って感じで🖐️

くり返しですが、あくまでワタシの経験にもとづく主観でしかないです。

ただ、マジョリティの考えかな〜とは思います。

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いかがでしたでしょうか❓

いや〜書いてて思い出しますね〜🐱

ある意味じゃ「第二の青春」とも言える経験でした。

この出向経験は、過去記事でもっとくわしく書いたものもあるので、ぜひ探して読んでみてください🙏

引き続きご愛読お願いします✨

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