【総合商社】営業からコーポレートへの異動例
どうも、ドチです🐱
週末のお昼すぎ、いかがお過ごしでしょうか〜☕️✨
・・・2つ前の記事から5大商社各社の上半期決算分析の投稿を始めて、、
三菱商事と三井物産をとりあげてのち、1ヶ月も間が空いちゃいましたね💦
俗に言う3大商社の伊藤忠の記事は並行して作成中ですのでしばしお待ちを🙇
住商と丸紅は、、気分次第で🖐️💦
さて、今回はちょっと久々に業界内部のお話をと思いましてね。
数ヶ月前、営業部で一緒に仕事をしていた後輩が異動してコーポレートにいきました。
彼が活躍していると人づてに聴いてとてもうれしくなったんですね✨
今回の記事では、
・そもそも営業部門→コーポレート部門の異動って多くある事例なの❓
・どういう背景でそういう異動が起こるの❓
・異動先の仕事内容ってどんな感じ❓
こういう
まあもちろん、今回の記事に書いてあることは、
ある程度ワタクシの主観だったり、各個々人特有の話だったりする側面はあります☝️
ただ、同業他社の人に聞いても、そんなにそんなに例外的な話ではないようなので、
ある程度業界の一般的な事情と認識してもらってかまわないようです。
それでは早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:普通(2-3分程度))
目次
- 営業部門→コーポレート部門の異動🪑
- 異動先での仕事内容💻
1. 営業部門→コーポレート部門の異動🪑
これはいくつかパターンがあります。
大きく分けて以下の3つに分類されると言っていいでしょう👇
- エリートタイプ🕺
- プライベート優先タイプ🏠
- ネガティブタイプ😨
カンタンに上から順に解説しますと、
①エリートタイプ🕺
営業部門出身者で良い評価を積み上げてきた優秀な社員が、
経営企画部・IR部・広報部などの、会社の中枢的なコーポレート部門に一時的に2-3年勤めるケースがあります🕺
この背景ですが、会社がどう動いているかを知る、できるだけ幅広く会社のビジネスを把握する、など、
総合的な視点を身につけさせるキャリアを積ませる、っ話☝️
ポイントは「一時的に」というところであり、結局は営業部門に戻って出世するってパターンですね。
②プライベート優先タイプ🏠
次のパターンは、いわば「能力がないわけではないが、仕事に全振りはNG🙅♂️」という人がとる極端な策です。
営業部門の仕事って、やはりどうしても部門/本部や部署によっては、
自身のペースで進めることがかなり難しい業務があるんです。
👨🦰「そんなの当たり前だろ💢仕事なんてお客様ありきだろ💢」
こんな声が聞こえてきそうなのですが、誤解を恐れずに書いていきます✏️
- 顧客やサプライヤーが強すぎて、深夜に叩き起こされる
- 欧州/アフリカ(ならまだマシですが、、)や北米/南米を相手にするために時差対応がものすごくキツい
とかとか。
まあ、そういう状況下でもテキトーに流してウマクヤルってのが大体の社員にとっての解であり、
運が悪い時期だなってやり過ごすのがマジョリティ👥
ただ、当然、そういうライフスタイルを受け入れたくない人も中にはいるわけで、
👱♂️「毎週3日、19:00-で大学院に通うことになったので、毎月2回の海外出張は今後厳しいです」
こんな感じで淡々と主張してコーポレートに移る人もいます。
先に言うと、このパターンは1番少数派ですね。
③ネガティブタイプ😨
これが1番多いパターン。
過去から当ブログの記事を読んでくださってる方々はお察しがつくでしょう。
いろいろな理由(デキない烙印押される、精神的にまいってしまう等)で、
所属する営業部門からkick outされてしまうケースです🚼💦
2. 異動先での仕事内容💻
さて、まず冒頭に紹介した後輩のタイプですが、
②+③という感じでした☝️
大志をいだいて威勢よく仕事に取り組みはじめ、最初はいろんな案を出して苦のですが、
言ってることと内容にズレが生じ始め、周りから「❓」が出始める。
それでも結果が出れば周りも何も言わず彼のやり方をリスペクトするのですが、、
なかなか結果が出ず、そして、じょじょに業務への温度感が失われ、
その姿が周りには「無責任☠️」と映り始め、もういい年次なのに、
👱♀️👱♂️(XXさん/君って何を考えているのか、どういうスケジュール感で仕事してるのかわからない・・🤷♀️🤷💦)
ってなってしまう、っていう。。
(⬆️くすぶってる自覚がある若手社員の読者さんには耳が痛いかもですね・・👂💦🙇)
そうなんです、コレだけ見ればかなり基本的なことがデキない人、って見えますが、、
悪循環のスパイラルに落ちると、それまで順調にいってた人でもこうなったりします🔥
彼の場合、そこに家庭の事情もくわわり、ちょっと今の課ではやってけない、という整理になったんです。
話がソレました🙏
彼は、異動先では、いろいろな部門の投資案件の精査をする部署・課に配属されてます。
今の時代、総合商社って利益とかキャッシュとかものすごく稼いでるじゃないですか⁉️
・・でも、いくつかの過去記事でも紹介したとおりなのですが、各商社口を揃えて、
🏢「金が足りね〜(人も足りね〜)💦」
って焦ってるのが現状です。
日本と異なり、これまでの10−20年間、世界はインフレし成長してきました。
その結果、優良な各分野での投資案件が過去にくらべて割高になりつつあります。
それに円安(円の価値が低い)という状況で、一個一個の投資にとても大きなお金が必要になります。
なので、どこの商社も案件の精査に必死なのです💦
👧「え⁉️これまで一営業部にいて、その仕事も満足に回せなかった後輩さんが、これまでたずさわってきたわけでもない投資案件を精査できるんですか⁉️」
そう思いますよね👀💦
正確には、彼の所属する部署・課は営業部門の窓口的なトコです。
求められるのは、営業からの案件説明を受け、彼の所属先のさらに奥にある、会社の、
全社的な案件精査部門の精鋭たちに、いかに分かりやすく説明するか、
また、逆に、精鋭からの下りてくる、(近年キビしくなりつつある)「投資案件基準」を営業部門に説明したりするなど、
そういう橋渡し的存在の組織なんですね。
そもそも商社の仕事って調整役ってイメージがあると思いますが、
その商社の中の調整役って感じです👥💦
彼は今、そこで大活躍してると聴いてます👂✨
先に紹介した、ネガティブ異動の末に溜まった年輩社員の中で、
貴重な「手を動かせる若手」として、営業時間内でバリバリ働き、
見事に公私の生活を両立させているようでした。
大企業の良いところ、と言ってもいいと思いますが、
同じ会社でもフィットしない業務・人間関係の中で、やり直しがきくってことの良い例だと思いますね☝️
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いかがでしたでしょうか❓
総合商社って、やっぱ世界を飛び回って商談を決めてくるっていう
営業のイメージが強いと思うんですよね✨💃🕺✨✈️🌎
ただ、営業の仕事を支えるコーポレートの仕事内容だったりプロフェッショナルとしての姿勢は、
営業の仕事を凌駕するほどカッコよかったりもします。
当ブログ、過去にもコーポレート部門の業務内容だったり、働き方を描いた記事があります。
いかに1つ記事を紹介しますので、
👧「興味出てきたかも!」
とか
👦「とりあえずコーポレートから始めて『何かのプロになる』ってキャリアもアリ!」
って方はぜひ読んでみてくださいね👁️✨
引き続き業界のリアルを伝えていければと思ってます🐱
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