Twitter【Market News】補足記事(外国為替基礎知識)

ビジネス知識

Twitterで平日に配信する【Market News】の補足記事です(3分で解説)🐱

今回は外国為替市場について説明します。

目次

  1. 外国為替市場とは?
  2. 市場が動く背景は?
  3. 市場参加者は?
  4. 取引量の多い通貨は?

1. 外国為替市場とは?

  • 為替取引が行われる国際金融市場(ただし、特定の取引所がある訳ではない)
  • 一般的に銀行間取引(=インターバンク取引)を指す。対顧客取引(後述)も広義の外為市場。

2. 市場が動く背景?

  • ニュース
  • 他商品市場(株式・金利等)
  • 地政学リスク
  • 中銀為替介入(後述)
  • 需給、M&A                等々

以下は、「ニュース」の一例。トランプ米大統領によるWSJ誌への発言で急激な円高が進んだ2017年の例。

3. 市場参加者は?

①金融機関(*1)  :ヘッジ取引(*2、対顧客市場)、投機取引(*3)
②機関投資家(*4):外貨建て資産運用
③ヘッジファンド :投機取引
④事業法人      :ヘッジ取引、M&A等
⑤中央銀行      :為替介入(*5)等
⑥FX業者       :投機取引
⑦個人投資家    :投機取引
(*1)銀行、信託銀行、証券会社等
(*2)実際の経済活動(輸出入の売上/売掛金)で取引する参加者(実需筋)
(*3)為替価格変動による為替差益を狙う市場参加者(投機筋)
(*4)生損保、年金基金、投資信託等
(*5)正式名称「外国為替平衡操作」。急激な相場変動の抑制が目的。

尚、一般的に「実需筋:投機筋 = 1:9」と、投機筋割合が一方的に多い

4. 取引量の多い通貨は?

数字はBIS(=国際決済銀行)サーベイより引用

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