【総合商社】有給休暇ってちゃんと取れるもん?

総合商社 風土・文化

どうも、ドチです🐱

今回は、「総合商社での有給休暇の取りやすさ」に関して記事を書いてみます✍️

(昨今は世の中全体がホワイト化してるっていうけど、、激務と言われる総合商社は例外なんじゃないの?😒)

世間一般に、上記の様な考えをお持ちの方も多くらっしゃると思います。さて、実際のところどうなんでしょう??

本記事では、現役社員として、リアルな現状を解説してみようと思います。関心をもたれる方々の参考になると嬉しいです😏✨

それでは早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:普通(3分程度))

目次

  1. 現在と10年前の有給取得状況の比較
  2. 有給を取りやすい仕事/取りづらい仕事
  3. でも実は本当に休めてる時間は少ない!?

1. 現在と10年前の有給取得状況の比較

最初に結論を言うと、有給休暇の取得に関する会社の姿勢は、この10年間で超劇的に取りやすい方向に変わったと言えます。

以前は、

会社🏢「業務に支障が出ない範囲で休んで頂ければ結構です」

程度のものの様に感じました。取っても良いし、取らなくても良いって話です。

他方、現在では、

会社🏢「年間15-20日程度は必ず休暇を取りなさい。しっかり取らないと評価を下げます

という様になりました。なぜこの様に大きく変化したか、ですが、あえてきっかけを挙げるとすれば、やっぱ「電通過労死事件」の影響が大きかったんじゃないでしょうかね。この10年で、というよりは、この5年くらいで、という方が正確な表現かもしれません。

さて、私自身は、事業投資部門に異動してから、極端に取得休暇日数を増やしました。30日弱休みましたかね✌️たしかに、それが理由で評価が低いとかそんなことはありませんでしたね。

ちなみに、、私が入社した時期よりも遥か前の話でしょうが、私の勤務先では、昔、社員が権利を有する有給取得日数を、全て消化しなかった場合、その残りの日数 x 一定額が給料に加えて支給されていたとのことです。これ、ポジティブに捉えればインセンティブと言えますし、社員にも選択肢が多くあるから良い制度と解釈でき得るのですが、、ネガティブに捉えれば、

🏢「休み削ってでも働く奴にはその分報酬をくれてやる」

という、労働至上主義という雰囲気を作り出すシステムですよね💦時代が時代と整理する他ないですが、今じゃ考えられません🤷‍♀️

ちなみに、商社の夏季休暇は、結構、フレキシブルに取れます。要は、多くのメーカーは工場の稼働の関係でお盆での休暇取得が強制・強く奨励されますが、商社は結構自由に取れます。もちろん、メーカーの休みに合わせて、という方もいますが、家族持ちなら子供の夏休み期間中で、独身の若手は海外航空券が安くなる9-10月に遅れて取得するなんてケースもざらです☝️

2. 有給を取りやすい仕事/取りづらい仕事

会社は全社員一律に取得を義務付けますが、やはり、組織体制・業務内容によって取りやすい社員と取りにくい社員が出てきます。それぞれどんな仕事をしている人でしょうか?

①取りやすい社員

簡単に言えば、替えが効きやすい業務に従事する社員は取りやすいです。その意味で、まず、コーポレートの社員は全般的に取りやすいです。基本、一部の仕事を除き、一社員が替えの効きにくい業務をしている、という状況がほぼないからです。

また、複数名で同じ商品・プロジェクトを担当しているチームの営業の社員は物流・事業投資に限らず全般的に取りやすいですね。

こういう業務であれば、引継さえしっかりやれば安心して休めるわけですね。

②取りにくい社員

①とは逆に、替えが効きにくい業務に従事する社員ですね。ではどういう仕事がそうなるかと言えば、商売の規模感が小さくとも、幅広く1名で1つの商材を担当している社員ですね。結構、化学品関連の本部に多いです。

もちろん、その社員の上司(=課長)は、取引先の顔も知っているし、ある程度の商売の流れも知っていますが、オペレーション詳細については知らないことが多く、オペレーションを知らないと実際の業務が回らないからです。

それに、、課長も、自分の課の仕事で重要なのは、やはり額のデカい仕事順でしょうし、担当1名の小さい仕事は正直普段から関心も小さいでしょう。

結果、こういう仕事に従事する担当者は結構休みを取りづらくなります・・。

3. でも実は本当に休めてる時間は少ない!?

ただ、そもそも「名ばかりの休日じゃね!?」みたいなケースが多く散見されるのもこの業界のあるあるだと思います。

例えば、海外出張で、土日祝を移動日に充てることが多かったりします。

正直、そういうことを強いる雰囲気を出している部長/課長が普通にいるという背景もりますし、家庭にいづらいから週末を移動日に、という切ない理由を持つ方もいます💦

このケースでは、振替休日として普通の有給以外を利用した休暇取得も出来る制度があるのですが、周りの同僚でその制度を取った者がいるという話を聞いたことがないですね。

また、物流に携わる社員に多いですが、トラブルシューティングの対応をすべく、休日中の半日をiPhoneとにらめっこ、という人は少なくないです。。平日でも土日祝でも、貨物の輸送中にトラブルが発生する確率なんて変わらないですから。

一方で、トラブルが起きた際の事実関係の把握を放置し、その後の判断の遅れにより刻々と損失が拡大しちゃったらそれはもちろん非難の対象ですから。

トラブルが発生せずとも、そういう状況に備え、オペレーションに責任を持つ大体の社員は毎週末1時間に最低でも1回は携帯に目を配らせたりしている様に見えます💦

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いかがでしたでしょうか❓これが商社の休暇の実態ですかね。もちろん、皆それぞれ休暇を有意義にする為にあらゆる工夫をしてますが。

ご質問等あれば、本ブログのお問い合わせフォーム、Peing匿名質問箱、TwitterのDM等でお知らせ頂けるとありがたいです✨反応があると超嬉しいもんです✨

最後に。

さあ今週も頑張っていきまっしょい‼️🐱✨