【総合商社】海外の中小企業の社長との付き合い方

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どうも、ドチです🐱

今回は、「海外の中小企業の社長との付き合い方」というテーマで記事を書いてみました✍️

本日、こんなツイートをしてみました⬇️

これ、結構、総合商社に勤める若手社員ならではの経験だと思うんですよね。

私のイメージとしては、鉄鋼製品とか食料、化学品等の物流商売で、歴史のある(=昔からずっと取扱ってきた)商品の貿易を担当する人に多いです。

過去から商品を販売している取引先の個人商店の社長さんが、新興国の興盛の波に乗り、大金持ちとなった今も、自社から原材料を長く買ってくれてるという様なケースって感じですかね☝️

こういう取引先の相手をすることこそ商社マンの仕事の醍醐味と私は思うんですよ!!😏✨

・・ということで、経験談を交えながら、私なりに「これが大事だ!」と思うことを書いていきます🐱

早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:普通(3分程度))

目次

  1. ドチの経験談①☝️🐱
  2. ドチの経験談②✌️🐱
  3. 商社マンのキャリアの選択肢🛣

1. ドチの経験談①☝️🐱

私がとある物流商売の担当をしていた時の話です。当社は、アジアの某国の富豪の社長、Mさん(70歳前後。🚺)の会社に、原料となる担当商材を長年にわたって販売してました。

アジアの富豪にありがちな、ワンマン社長的なMさんは、いつもめちゃんこ忙しく世界を飛び回っており、色んな産業(酪農、農業、飲食、映画、海運等)で成功を収めている方でした。

一代で巨万の富を築き上げていることもあり、当然、交渉は毎回非常に厳しいのですが、義理や人情をものすごく大事にする方で、こちらが譲歩をすれば、それ相応の見返りをくれましたし、かれこれ約30年間もの間、ずっと当社からその商材を買い続けてくれてます👛

私は歴代のその商材の担当者の中では、能力も高くなく、年次も若い担当者でしたが、何とかして30年もの長きにわたって当社を選び続けてくれてるMさんの記憶に残る様な人間でありたい想いを強く持っていました。

そんなある日、Mさんの家族・親戚一同で日本に旅行しに来るという話を聞きつけました👂これはチャンス✨しっかりとアテンドさせてもらおうと考え、一晩、親戚一同の宴会にまぜてほしいと懇願し、新宿のカ○道楽🦀に行きました。

お店でMさん一族を迎えて仰天👁💦約50人の大所帯でした。。絶対、誰かとは血繋がってないでしょ、、みたいな。10人程いる子ども達は走り回り、大半の大人たちも初めての日本ということで落ち着きのない様子でした。

・・・ここで思い切って完全に場を仕切ってみました。店員さんとの間に入り、一人ひとりの飲み物の希望を聞いたり、子ども向けに適当な物を注文したり、出来るだけ一人ひとり親族と会話したり。

店には結局、2-3時間程でしたが、忙しすぎてあっとゆー間に時が過ぎました。

その対応が良かったみたいで、あれから5-6年経った今でも感謝されますし、Mさんの国に行った際はご家族と会う様にしてます(Mさんの大豪邸で✨)。結果的に、Mさんにとって1番の担当者になれた、という私の数少ない成功体験になりました。

あの場は大変でしたけど、、やはり、「大切な人(=Mさん)にとっての『大切な人たち』に真心で対応する」というのがとても大事なんだなぁと思った、私にとって非常に大切な経験となりました。

2. ドチの経験談②✌️🐱

私が海外出向していた時の話です。担当プロジェクトで、物資の調達の責任者をしていた際、対面で私たちに船を貸してくれた海運業者の社長さんがいました。

この方も前述のMさん同様、アジアの某国の富豪。特に、社長の父親の会長(80歳前後、🚹)は、なんとその国の架橋の代表理事を務められた方であり、ご自宅には習近平(現国家主席)や胡錦濤(前国家主席)と一緒に撮った写真が飾られてました😱

・・・というか、その会長さんのお父上が、蒋介石と一緒に撮った写真も飾ってありました。。蒋介石なんて、、歴史の教科書以外で見たことありません🙅‍♂️💦

取引関係で言えば、我々が顧客であり、本来立場的には強く出られる側なのですが、いかんせん、その国の海運業界をほぼ寡占している様な会社である為、交渉はやはりいつもハードでした。

ただ、会長・社長共にとても好意的な人物であり、頻繁に顔を合わせることで懇意にして頂き、家族でよく一緒に食事させてもらう様な関係を築くことが出来ました(いっつも超豪華な中華を💦)。

何かお返しを、と考えて、まさにツマラナイものを持っていくのですが、、恩返しをした気分には到底なれません。モノではないでしょうし。

考えた挙句、やはり彼らの商売が拡大することが最大の恩返しだと思い、(出向先のプロジェクトでは商売拡大が難しそうだったので、)勤め先の現地支店の物流商売での国内輸送の需要を紹介したりと奔走しました。

結局、新しく成就する商売こそ出来ませんでしたが、とても感謝してくれました。

大層な(といっても彼らからしたらたかが知れてる)土産でお返しするよりも、彼らにとって1番の関心事の商売拡大に関連するタネを差し出せる様精一杯動くことが大事なんだなと思いましたね。

3. 商社マンのキャリアの選択肢🛣

さて、経験談として、富豪相手のお仕事を2件お話させて頂きました。

これらの経験を通じて思ったのは、こういう富豪の右腕になる、というキャリアの選択肢もあるのではないかな、ということです。

2件目に挙げた例では、私は海外駐在員という立場であり、そりゃ年収も大幅にUPするのですが、どれだけ増えても所詮はサラリーマン。他方で、彼らの様な富豪に刺さり込みまくり、一旦信頼を得られれば、右腕として雇ってもらえる可能性があるわけで、その場合は上手くやれれば相当な待遇で働けると思います。

途上国で新興勢力として1-2代でのし上がった彼らにありがちなのは、周りの実務部隊の能力が低いことなんですね。全て独力で物事を決めてきて、労働力が乏しくても、経済成長に比例して会社は大きくなってきた、という感じです。

感覚的には、2-3年目の社員より断然にスピードも質も低い(もちろん、特殊業務は除き、です)。なので、とにかく速く動き、決断のサポートをし、元気に動き回れる若い商社マンは非常にマッチすると思いました。おそらく、今後はこういうキャリア(海外の新興企業のトップの右腕)も多く出てくると思います。

・・・ちなみに、私は、その国に残るのではなく、日本に戻りたかった(そして次は🇺🇸に事業を創りたい!と思った)ので、引き続き商社の人間として勤めようと思いました🐱ま、「残ってくれ!!」なんて言われてないですけど💦

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いかがでしたでしょうか❓ちょっと難しい話でしたでしょうか?

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最後に。

クラブに行けば常に社長さんになれる🐱😏✨

P.S.

以下、宣伝です🐱🙇‍♂️

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