【総合商社】2021年の総合商社業界の全社的な動向予想

人事 年収・福利厚生 総合商社

どうも、ドチです🐱

あけましておめでとうございます🎍

本年もよろしくお願いします🙇‍♂️

さて、新年1発目の記事、どうしようか悩んだのですが、年初らしく「2021年の業界の全社的な動向予想」というテーマで記事を書いてみました✍️

ここ数年の世の中の流れと、2020年の1年間の会社生活を通じて肌身で実感する確実な変化を基に、2021年は劇的に変化が見られるだろうなぁという事柄を予想してみます🐱

早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:少し短め(3分程度))

目次

  1. 人材戦略
  2. 処遇・待遇
  3. SDGs取組み

1. 人材戦略

まずは人材戦略についてです。各商社(or一部の商社から)、以下の様な2つのトピックが実現/活発化していくことを予想しております⬇️

①最年少XXX(課長、部長etc.)の誕生!?

まずこのトピックですね☝️世の中の大企業全体として、若手社員の離職率が高まっていることを課題としてますが、ご多分に漏れず、総合商社業界でもその様な状況です。

また、これは私の周りの退職者に限った話ではないと信じますが、その多くが、近年ではベンチャー企業の経営陣になるというキャリアを選択している印象です。

少し前までは、断トツで戦略コンサルティング会社への転職が多かったのですが、「事業会社で裁量を持つ」とか「高収入&安定→莫大な資産を築く」という様な生き方を望む離職者が増えているのだと考えます。

こういう若手の流出人材は、比較的優秀な人が多いため、必然的に経営課題となるわけですよね🤔

したがい、一つの対応策である、「デキる若手・中堅を登用する人事制度の整備」は既に一部では始まっており、目立つところで言えば、三菱商事三井物産が積極登用することを2-3年程前から表明していますね。

それがそろそろ実現し、登用された社員がメディアでチヤホヤされ始めるものと予想してます🐱制度を整備した手前、会社も「シンボル」的な事例を早く作ろうと考えてるでしょうしね☝️(←既に実現してたら、、ゴメンナサイ🙇‍♂️無知でした💦)

②採用地によらない人材登用活発化

これも本格化していくと予想します。要は、「地場の経営は(わざわざ高いコストの邦人出向者に任すことなく)地場でやれ!」という流れが全社的に加速していくはずです。

事実、勤務先では2020年の昇格人事も含め、既に数名がその国の支店長/現地法人の社長(←本社の部長と同格)を務めています。

正直、これは極めて自然な流れかと個人的には思います。日本人がトップの会社だからと言って、全世界の現法/海外支店のトップに本社からの邦人出向者を置き続けるなんて企業は、日本企業を除いて世界中無いのではないかと。。

変異種の出現もあり、コロナも向こう1年で収まる様な事態ではなさそうな状況下、地場長のローカライゼーションは一段と進んでいくでしょう🖐

そして、、トップのみならず、海外でも若手・中堅の登用が行われ、次第に日本の駐在員ポストも減少していく流れかと・・😣

2. 処遇・待遇

次に処遇・待遇の話です(社員・転職希望者・就活生等の読者さん必見!!👀💦)。結論から言えば、、これはデキない社員にとってはダブルパンチでかなり厳しいことになってくと予想します。。はわわわ〜🐱😱💦

①能力主義の浸透による給与差拡大

前述の、若手・中堅社員の登用にも通ずる話ですね🖐デキる社員にとっては朗報でしょう✨

ただ、(私含め)デキない側&並の実力者たちにとってはイタイ話です。。この「能力主義化」の波がやってきているのは、勤め先で働いていても明確に感じます。既に評価基準は出来上がっており、徐々に実行されていってる感じですが、全商社で加速していくでしょう☝️

まあ、、見方を変えれば、確かに付加価値の低い人間がオフィス内にたくさんいることは誰が見ても明らかな状況でした(商社に限った話ではないと思います)。そこに、ようやくメスが入り始めた感じですかね🗡✨

コロナによるリモートワークで低パフォーマンスの社員の存在が露呈、という話もありましたが、それが主因ということではないと思っています。

②福利厚生

私の以前(20年12月)のツイートをご覧下さい⬇️

具体的には、海外駐在員に対する、これまで手厚すぎた福利厚生にメスが入り始めているという話です🗡☠️これも全社的に進むと予想・・というか確信します(←そもそも、採用活動・福利厚生等の人事制度って、総じて5大商社は横一線で進める傾向があるんで🖐)。

うーん、、能力主義化の話はある程度Fairですが、、個人的には、これこそ不満たっぷりですね😩ゴミみたいな仕事しかしない、海外を転々としてきたオッサンは恩恵に預かり、これから会社を支える社員はその限りではないってのがね・・・💢

3. SDGs取組み

最後に、こちらなのですが、ちょっと想像以上に世の中の流れが早まってますよね💦こうした流れを受け、商社の中でも議論が活発化しています(気候変動→ガソリン車販売廃止・脱炭素、サーキュラーエコノミー→バイオマス・廃棄物リサイクルetc.)💨

具体的な2021年の業界各社の事業運営に与える影響として、以下を予想してます⬇️

①新規案件のSDGs基準厳格化

例えば、資源投資や開発系事業等を稟議にかける上で、儲かりそうな案件であっても、SDGsの観点から投資実行を行わないという案件が増えていきます

実際、資源系では、世界的な「メジャー」と呼ばれる企業が率先して「グリーンXXX(←”XXX”は資源名)等のブランド/枠組みを作り、世の中を引っ張る側に回っており、各商社はこういった枠組みの中でビジネスを実行していくこととなるでしょう。

SDGsの観点での既存案件の推進是非再検討

話は新規案件に留まらず、既存の案件にも影響が出始めてくるものと考えます。これも儲かっている云々は関係なく、一緒にプロジェクトに出資するパートナー企業との考え方のズレ等が顕在化した場合には、積極的にExitしていくという案件が出てくるでしょう👋

既に、石炭火力発電向けとして採掘する一般炭事業からは手を引き始めている商社も出てきてるので、「今年出始めてくる」というのは正しくありませんでしたが、この流れが加速していくことになるでしょう🏃‍♂️

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いかがでしたでしょうか❓

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最後に。

今年もよろしくお願いします〜🐱✨

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