【就職活動】23卒必見!総合商社ES対策(ポイント解説と回答例)~伊藤忠編②~
どうも、ドチです🐱
今回は昨日の前回記事の続編ですね〜。
前回記事
さて、今回は後編として、伊藤忠商事のESを、「(業界の現役社員である)私だったらこう書く」っていう回答例を、根拠と合わせてご紹介します。
あくまで参考としていただき、提出内容は自己責任でお願いします〜🖐
それでは早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:少し長め💦(4-5分程度))
目次
- 回答する学生の設定
- 回答例
- ポイント
1. 回答する学生の設定
では、以下のような学生(=A君👦)を設定してみましょうか✨
- 工学研究科1年生(修士)
- バイトは塾講師を4年間継続中
- 学部時代はバスケ部に所属(役職特に無し)
こんな感じの学生になりきって書いていきます💪
2. 回答例
さて、それではいよいよ回答例を、、、
と、その前に。
しつこいですが、もう一度前回記事のポイントをリマインドしますよ。
どんな企業を受けるにせよ、ESは手を付け始める前にまず「その企業の求める人材像」を確認して下さいね。
👧「その、求める人材が備えるべき要素を、私は備えてますよ〜!」
ということを、ES(ガクチカ等)や面接を通して説明するってのが就活っていうゲームなんですから🖐
で、伊藤忠の場合は以下の通りでしたね👇
①個の力 ②好奇心・挑戦 ③高い視座
はい。
では各設問と、さっき設定した学生としての回答例をみていきます👁
設問①:あなたの人生で、チームで取り組み、成果を上げた経験について教えてください。(30字以下)
回答①: 大学バスケ部史上初めてインカレ出場を果たしたこと(24字)
設問②:その取り組みを行うことになった背景や目的を教えてください。(200字以下)
回答②: 小中高と一貫してバスケに熱中するも、常に目標に掲げてきた全国大会出場を果たすことが出来ず、大学では必ず!という強い想いを胸に入部したことが背景。強豪校でもなく、高校県大会ベスト8の選手が最上クラスとして数人入部する程度であり、練習設備も決して充実しているとは言えない環境下、いかに頭を使ってチームの能力を上げ、インカレ出場レベルに持っていくか、3年間、チームで試行錯誤し続けた。(189字)
設問③:その取り組みを行う際にチームやあなた個人が定めた目標を教えてください。(200字以下)
回答③: 前述の通り、チームの目標はインカレ出場。私個人の目標は「日本一のポイントガード(PG。司令塔的なポジション)になること」と置いた。これまで「点取り屋」のFWというポジションを担ってきたが、部内ではPG経験者が不在であった。得点を上げる拘りは持ってたが、コート上で試合を俯瞰出来る自信は誰よりもあったので、チームの目標達成に資するべく新たなポジションへのコンバートという挑戦を決意し練習に励んできた。(199字)
設問④:その取り組みを行う過程でどのような課題があり、解決のためにどんなアクションを行ったかを教えてください。(300字以下)
回答④: 課題は①指導者不在、②メンバーのモチベーション維持・向上の2点。各々解決の為に①プロの練習方法の徹底研究、②試合数を増やす、というアクションを取った。部員全員でB1リーグの試合へ何度も足を運び、最高峰レベルの練習・試合を見学し内容を取り入れた。定期的に部内で協議する場を提案し、実践・改善していったことで質と効率を高めた。また、部員間で目標達成に対する温度差があった為、毎週末練習試合を組むことで、モチベーションの向上も図ることにした。効果を最大化したい想いで、私はSNS等で学内に告知し観客を呼ぶことに努めてみた。徐々に女生徒も観戦に訪れる様になり、これが非常に効果的であった!(290字)
設問⑤:その取り組みの結果を教えてください。(100字以下)
回答⑤: 大学4年次の最後の大会で、XX大学史上初となるインカレ出場を果たした。環境のせいにせず、練習方法もモチベーションの上げ方も、自分たちの頭で考え試し、改善を重ねることで目標は達成出来るものと実感した。(99字)
どうでしょう?
以下に1つ1つポイントを挙げて解説していきますね。
3. ポイント
各論に入る前に、まず絶対に意識しておかなければならないのは、以下の3点ですね⬇️
- 複数のお題で、わざわざ「チーム」という言葉を入れてきてる。これは自身がチームにどういう好影響を与えたか/チームの中でどういう良い仕事をしたかを記載せよ、とのメッセージ
- 単に状況説明を冗長に書くのは絶対NG。自身がどう感じ/どう考えてその行動を取ったか、にフォーカスすることが超大事
- 質問に回答した上で字数が余ったら、何を書くべきかを徹底的に考えるべし
上記の1.といい、この伊藤忠のESはあえてわかりやすく意図を伝えているところに、非常に親切な印象を受けましたね😏✨
さて、では各設問のポイントを解説していきます👇
設問①:
- まず、必ず「質問にしっかり回答する」ことが大事。
- 「チームで」、「成果を上げた経験」を書くべきであり、以下の様な歯抜け回答にならない様に注意。
- →「サイクリングで日本一周を達成したこと」 ← 個人の経験?チームでやったことかもだけど、であればそれが分かる様に書くべし
- →「バスケ部で全国制覇を目指したこと」 ← これだけじゃ成果が分からん!
- あと、「あなたの人生で、〜」とのことで、別に大学入学時以降のストーリーじゃなくてもよいってとこも、一番相応しいエピソードを選ぶために理解しておくべきですね
設問②:
- ここでは「他でもない『あなた』がなぜそれに熱中した/頑張ったの?」という点を、ご自身の内部にフォーカスして説明すべき。単に、そのチームの状況を説明することを背景とすべきではない。
- なぜなら、企業側が興味を持つのは「何がこの人の気持ちを強く動かすのだろう」だから。これが分かれば、この目の前の学生が自社の仕事を長く頑張ってくれそうか想像出来る。
- 回答例では、最初の一文で質問には回答済。余った字数は、「その目的がいかに困難だったか」を説明することで、自身にとって大きな挑戦であったことを印象付けることに使ってみた(→伊藤忠は「挑戦」する人を求めてる様だし!)。
設問③:
- 最初に質問にしっかり回答すべく、①チームの目標と、②その目標達成のための自身の目標、の2点をちゃんと書くこと。
- 次に、「なぜその目標を置いたのか」を説明することに字数を使うべき。その理由には、可能な限り、求める人材像の要素(強い個/好奇心/挑戦心/高い視座等)を意識して入れ込んでおくことが望ましい。ちなみに、回答例では挑戦心と高い視座を意識してみた。
設問④:
- 無駄な前置きや冗長な回答となることを避け、回答を求められている①課題と、②解決の為のアクションの2点をまず結論からシンプルに書くべし。
- 続く文で、課題たるゆえんやアクション詳細を補足していく構成に。
- やはりここでも意識すべきは①求める人材像の要素と、②自身のチームへの影響/チーム内の役割が分かる記述を行なうこと。
- 「女生徒を呼んでモチベUp✌️」という記述は、ちょっと茶目っ気を出してみたwww。いくつもES読んでく中で、良い意味で「何コイツ!😂」って思われると思う。
設問⑤:
- いつも通り、まずは簡潔に質問に回答する。
- ほとんどの就活生は字数が余ると思われるが、何を書けば良いかを徹底的に考えるべし。
- 例えば、「このXXXを頑張ってやり遂げ、とても達成感があった」的な単なる感想を述べて締めることは得策ではない(=生産性がない)。それより、「この経験から(仕事をする上でも汎用的に活かせる様な)大事なことを学んだ」の方が、企業側に「あなた」のポテンシャルを感じさせることが出来る。
- 回答例では、バスケの経験を通じ、会社でも実践出来そうなマインドを身に付けたことをアピール出来ている。
はい、こんな感じで🖐
ーーーーーー
いかがでしたでしょうか❓
前回記事でも言いましたが、昨日の「理論」の記事と、本日の具体例の記事を何度も何度も繰り返し読んでポイントの部分を参考にし、ご自身のESを仕上げていって下さいね🖐
本記事が皆さんの参考になることを心底願ってます〜🐱
今回の記事に関して何かご質問等あれば、本ブログのお問い合わせフォームか、TwitterへDM頂けるとありがたいです。
可能な限り返信します〜。
ふぅ、明日は豊田通商のES解説記事、頑張ります💪💦
追伸:
日常の若手商社パーソンがどんな想いでどんな会社生活を送っているか、「リアルさ」を追求して本に書いて出版してます📕
Kindle Unlimited会員であれば無料ダウンロードできるんで、ESラッシュの気分転換にぜひ👇