【総合商社】4つのタイプのコーポレート社員

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どうも、ドチです🐱

ワタクシ、この2年弱で200を超える記事をこのブログに書いてきました✏️

特に目標を置いていたわけではないのですが、不特定多数の人がたくさん読んでくれるように、と。

🐱「数が命だ!数がモノを言う!」

とりあえずはそれ一心でガムシャラに書き続けてきたんですが、、

毎日150人ほどの方にサイトに来てもらって、300PV/日くらいまできたところで、ちょっと停滞しちゃってるんですね。。

そこで、今さらですが、過去、たくさん読まれてる記事・ジャンルを分析したんですが、

意外や意外、「年収」とか「スラダン」とか「出世するキャリア」とかに注いで、

「コーポレート(=商社のバックオフィス部門)

に関する記事が読まれてたんですね!

考えてみれば、総合商社=営業のイメージが強い一方、コーポレートってあんましWeb上にも情報ないんですよね〜🤷‍♂️

・・・ということで、今後はニーズを考えながら、なるべく読者さんの関心が高い情報をできるだけ書いていきたいなぁと。

ですんで、DMでもなんでも、リクエストあればお願いします〜🙏

さて、ということで本日は商社のコーポレートに関する記事です。

営業畑でしかキャリアを積んでいない私の、愛と偏見に満ちた記事になりますが、まあ業界の人なら大すじ同意ってな整理でしょう🖐

それでは早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:普通(3-4分程度))

目次:

  1. エース組🕺
  2. 専門職組👓
  3. 干され組🎐
  4. アガリ組🍂

1. エース組🕺

まずは、そもそもって話から。

👩「コーポレートってなに!?」

そんな方々のために、過去、めっちゃくちゃていねいに書いた記事がありまして、そちらご覧ください⬇️

財務部・経理部編

法務部・リスクマネジメント部

要するに、各営業部門が商売をする/商売を作る上で、支援するバックオフィス部門のことですね。

それを、総合商社では「コーポレート」なんて呼び方をします。

👩(じゃあ、一応、コーポレートの人も商社マンなのね)

そうです。

総合商社って聞くと、どうしても、営業部門の社員の方が目立っちゃいますからね。

合コンとかで、

👦「いや〜、この間なんかさ、NYのホテルでお客さんとの商談長引いちゃって飛行機乗り遅れるトコだったんだよね〜」
👱‍♂️「いやいやA子ちゃん!飲みが足りないから!鉄鋼業界の中国人取引先の10分の1も飲んでないから!」

みたいな、クズ的な元気さだけが取り柄の営業マンとは異なり、少し落ち着いた人種が多いのがコーポレートです。

さてさて、前置きはそんな感じで。

私なりの分析では、そんなコーポレートの人間は4種類に分類することができます。

1つめは「エリート組」です🕺

新卒入社で総合商社に入る人の95%くらいは営業志望なのですが、内定者時代の配属面談で、

👧「ゆくゆくは営業に出たいですが、最初は専門性を身につけるためにコーポレートで数年勉強したいです

って言おうものなら最後。

他の「死んでも営業志望っす🔥」的な人の早期離職を極力防ぐべく、彼ら・彼女らはコーポレートに配属されます(もちろん、ある程度の適性を見られた上で)。

そして、その中でメキメキと結果を出し、営業に出たかった気持ちを忘れ、コーポ内の幹部に飼い殺された一部の少数精鋭がエリート組というわけです。

もう少しだけ補足説明を。

もちろん、優秀な若手の中で、語学研修生などの会社の制度を使ってコーポレートの背番号を外し、帰国した時に営業に出るっていう社員もいます。

ただ、、幹部が囲い込みたいようなエリート候補には、「営業に出たい」という意志を忘れさせるような様々な「誘惑」が仕込まれるのです。

例えば、コーポレート研修生制度

営業が、子会社や海外支店など、世界中のどこにでも勤務拠点があるのに対し、コーポレート部門がポストをもつ海外拠点って少ないんですね。

極端に言うと、自社の出資比率が大きい規模の大きな子会社か、もしくはNY、London、Singaporeなどの主要海外支店のどちらか。

つまり、、コーポレートで頭角を表す若手は、超素敵な都市に駐在できる可能性が非常に高いんです🌃

気づけば営転(エイテン。営業に転籍すること)する時期を逃してしまい、いつの間にか替えの効かない人物に。。

そうなると人間、「まあ居心地悪くないし、このまま頑張るか〜」なんてなるわけで。

さて、ちょっと長くなりましたね。

最後に。

ただ、仕事を依頼する営業側からすると、このタイプの人に仕事をお願いできたら超アタリです。

レスも早く、質問に答えてくれるだけでなく、営業側に非常にサポーティブな追加意見を言ってくれるなど、付加価値を必ずつけてくれます。

2. 専門職組👓

さて2つ目ですね。

この専門職組ってのは、「法務部」とか「経理部」の一部とか、その辺りの社員群のことを示しています。

もちろん、エリート組と重なる人もこの組にはいるのですが、それよりももっとこう、「営業に行きたい」的な気持ちすらほとんど持たず、自身のスキルを突き詰めていくタイプです。

やはり、士業である弁護士とか公認会計士とか、そういった資格を持っている人が多いですね🎓

飼い殺されて仕方なくこのタイプになったわけではない、という整理です。

仕事面で言えば、もちろん、エリート組同様で、基本的にはプロ意識を持っているので熱心に対応してくれる人が多いです。

ただ、プライドが高すぎて、なかなかこちらの意図を理解しようとしてくれないような人もいます👃

契約上はウチが法的に権利があることでも、取引先との力関係で、その権利を行使せずに思ったより儲からなかったって話を理解してくれなかったり🤷‍♂️

ちょっと抽象的な説明ですみません。

3. 干され組🎐

さあ、このへんから少し私の「愛と偏見」が強くなり始めます💪

3つ目は干され組ですね。

もう簡潔に表現しましょう。

この組の人は、ぶっちゃけ、営業で1-3年くらい働いて、🙅‍♂️の烙印が押されてしまった以降、他に行く部署もなく淡々と生きている組です。

「若くして窓際族」みたいな🖐

もう少し正確に言うと、営業で1-3年で❌が付いちゃっても、精神的に元気な若手社員は別の営業部門で花開いたりすることもあります。

ただ、

🐱(あれ?この子見たことあるけど、、いつの間にかコーポレートにいたんだ・・)

という人は、総じてその数年間でメンタルをやられて、もう営業では仕事できないと判断された(もしくは自己申告した)人たちです。

感覚的に、毎年4-5人くらいはこのタイプの社員が生まれます。

さて、仕事面はどうでしょう?

やはり、対人恐怖症的なものをひきづり続けて、パフォーマンスがずっと悪い人もいれば、そこで再起を図って、営業部や周りから頼りにされる2極化現象が発生します✌️

4. アガリ組🍂

最後はアガリ組ですね。

これは、、ここまできたら想像できますかね?

営業部で出世競争に敗れたベテラン社員の墓場的扱いで、コーポレート各部署配属される人たちです🪦

  • 実力はあるけど、出世派閥に属してなかった
  • 偉い人とケンカしてとばされた
  • 中間管理職の重圧に耐えきれず病んだ

そんな感じで理由もまちまちです。

なので、実力者なのに屈折したバックグラウンドを持ってるがため、明晰な頭脳を活かし、営業部の相談事項を、あらゆるリスクを挙げて徹底的に潰す「案件キラー」という人種が出てくるのもこのアガリ組です。

👴「飛ぶ鳥あとを濁さず。俺は最後まで会社に尽くして終わるんだ」

営業部としては、こういう考えのオッチャン社員に案件を相談できるととてもやりやすくなります。

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いかがでしたでしょうか❓

コーポレートという、あまり情報量の無い内情をありのままにお伝えしました📄

今回の記事に関して何かご質問等あれば、本ブログのお問い合わせフォームか、TwitterへDM頂けるとありがたいです。

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