【総合商社】伊藤忠商事によるビッグモーター出資検討⁉️

時事ニュース 総合商社

どうも、ドチです🐱

好天の日曜日、みなさんはいかがお過ごしでしたでしょうか〜❓

また少し間空いちゃいましたね💦

さて、久々の時事ネタいっちゃいましょうか。

ロシア関連記事以来っすかね〜👇最近当ブログ読み始めた方、よろしければ〜

さて、この記事の背景は、11/17(金)に伊藤忠含む関連各社がプレスリリースをした内容にもとづくものですね。

TVやネットニュースでも大々的に報じられたので、当ブログの読者さんなら一瞬でもふれたことでしょう📺

この件について、公示されてるデータに基づいて考察してみましょって話です🖐

それでは早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:少し長め🙇💦(3-4分程度))

※なお、本記事で引用されている情報は、別途断りがないものは全て登場する企業のHP上に記載のものであり、事実以外の部分は筆者の主観でしかないです〜👍

目次

  1. 本件の要点と経緯🚕
  2. なぜ伊藤忠が手を挙げた❓🖐💋
  3. 今後予想される展開は❓⚡️

1. 本件の要点と経緯🚕

この章では、まず冒頭文で紹介した、伊藤忠のプレスリリースにふれておきます。

なるほどなるほど🤔

整理すると、

  • 伊藤忠は、主要関係会社の伊藤忠エネクス(”エネクス”)と投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(”JWP”)と基本合意書を締結📄🤝
  • その合意書に基づいて、これからその3社がビッグモーター(“BM”)のデューデリジェンス(DD)を行なっていく🔍
  • 目的は、BMの再建可能性の検証⛏✨

とのこと。

👦「学生にとってはちょっとまだ理解しづらいんですけど🖐

ですよね。

BMのプレスリリース内容、そして今週末のメディアの報道内容もふまえて、誤解をおそれず超簡単に書きなおしますと、、⬇️

  • BMは、伊藤忠/エネクス/JWPの3社に対して、「BMが今どんな状況なのか」を調べる権利を独占的にあげる🙌💦
  • 伊藤忠らは「(悪事を働いた)創業者がもう今後絶対BMの経営に口出さないなら出資検討する(=BMを潰さないようにお金出したりして同社再建に協力する)」⛏🩹🏢

って話です(と理解してます)。

さて、ではなぜこの件が今話題なのか❓

こちらも誤解をおそれずにストーリーを書きますよ🖐

BM🏢「社会の信用を裏切っちまった。創業者は社長業から追い出したけど、、信用失墜のせいで資金繰りができないかも・・(銀行とかから借り続けにくい・・)💸
伊藤忠ら🏢「超『イロモノ』だけど、、ウチの事業の拡大に向けて、BMは良い買い物になるかもな👁✨

対して、世間サマの反応は?

関連記事のヤフコメで、わりと多く「👍」がついてるコメントを以下に引用します(原文そのまま)。

世間👥「伊藤忠は少し調子に乗っている所がある様だ。(中略)このところの業績で注目度が上がってきたが、よるにもよってビックモーターを買収ともなれば、ビックモーター問題の背景が背景だけに国民からすれば伊藤忠の会社のイメージ戦略からはマイナスしかない。少し思い上がりが気懸り」
世間👥「普通ならこんな不正企業&客を騙して高い給与を貰ってた従業員の後始末や世話も引き受ける事になるような案件には手を出そうとは思わないからね。」

という意見があるわけです🖐あくまで一部の意見ですが。

ということで、ちょっと注目を浴びる本件は、ちょっと当ブログでもふれておこうかなと。

ただ、上にあげたコメントに対して、「この件は道義的に〜ウンヌン」とか書くつもりはなく、

業界の人間として、ちょっといろいろな目線で背景とかいろいろ見てみようか、と👁

さて、ご存知の方もいらっしゃること承知の上で、この数ヶ月でBMが何をしてきたのか振り返るのですが、

以下のweb siteがとてもまとまってるので、よくわかってない人はぜひご参照ください👇

2. なぜ伊藤忠が手を挙げた❓🖐💋

さて、ここからちょっとドチブログっぽくなっていきます🐱

まずですね、今回のDDの話は、伊藤忠本社に加えエネクスが入ってましたよね?

これはなんででしょうか?

エネクスですが、詳細は同社のHPを見ていただくとして、カンタンに言うと、

よくある商社子会社のエネルギー商社なのですが、カーディーラー事業をやってるんですね🚗

そして、同社の中期経営計画(中計)では、このカーディーラー事業の拡大を目指してることがわかります👇

そして、このディーラー事業をふくむカーライフセグメントが、今期の上半期の稼ぎ頭になってるんですね。

ということで、

  • 店舗で中古車・新車の売買の他、車検や一般整備、損害保険代理店などのフルパッケージサービスができ、
  • そのような店舗が全国に300店以上と業界最大手のネットワークがある

そんな、自社の事業とシナジーがありそうな大手の会社が安く売りに出てたら書いたくなるのはフツーですね👍

あと、伊藤忠本社の中計にも、「川下起点」と、消費者に近い部分の強化を宣言してますしね。

一方、前章でもふれましたが、BMとしても超資金繰りに困ってるわけですね。

👧「やっぱこれだけ大々的に報道されちゃったら、売上が立たないってことですよね」

それだけじゃないんです🤷‍♀️

事業を回すために銀行(などの債権者)から借りてるお金を借り続けられなくなったりもします💸

借金する時って、貸す側・借りる側で融資契約ってのを結ぶんですが、キホン、貸す側が有利ないろいろ条件をつけます。

その1つにコベナンツってのがあるんですけど、今回の報道を見ると、それに抵触してる可能性が高いんですね。

そうすると何が起こるか?

銀行🏢「有無も言わさず、今から貸してるカネ引き上げますね💪🔥

こうなってしまいます。

つまり、売上も立たないわ、借金もできないわ、キャッシュが回らなくなります🅱️Ⓜ️💦

キャッシュが回らないと、企業は倒産することになります🙀

BMとしては一刻を争う事態なのでしょう。

今回、この基本合意書が締結されるまでに、BMが誰とどんな話をしたかはワカリマセン。

当然、伊藤忠グループやJWPなどの他の企業からの声もあったものと想像されます。

ただ、信用度のきわめて高い企業である伊藤忠と、企業再建に長けた実績ある投資ファンドのJWPとの今回の合意は、

とても望ましいステップであったことは容易に想像できますね🤔

3. 今後予想される展開は❓⚡️

(この章は、ちょっと専門用語でてくるので、学生さんの読者にはムズいかもです👧👦💦🙏なるべくシンプルに・・)。

さて、ここまでで経緯と、各関係者が何を考えてるかをカンタンに説明してきましたね。

ここから、さらに伊藤忠グループが何を考えアクションしていくのか、について考察していきます🧠💦

まず、伊藤忠本社の本件の担当カンパニーは機械カンパニーでしょう☝️

つまり、エネクスの管理をするエネルギー・化学品カンパニー(エネクスへの本社からの出向者)と、機械カンパニーの投資部隊の担当者が、

DDとその後の交渉・クロージングを主に担当していくのでしょう🔥📄🔥

さて、ここで視点を変えて、BMっていくらくらいで買えるのか考えてみることにします🔍

もちろん、創業者の持ち分もふくめて100%を買収する話ではないんでしょうけど、ここではかなり話を簡略化しますよ🖐

まず、残念ながらBMの決算資料が見つけられなかったので、業界第2位のガリバー(株式会社IDOM)を参考にします。

くりかえしですが、、超超ザックリです。悪しからず〜🖐

IDOMの財務諸表によれば同社EBITDAは約220億円。

IDOMとBMで、売上高ベースでザックリEBITDAが比例するとして、約400億円、マルチプル5倍とするとEVは2,000億円ですね📊

過半数を3社でとる、プレミアムなども全て無視(←そもそも独占交渉なので考慮する必要ない❓)、とすると、

やはり伊藤忠グループだけでで数百億円のキャッシュアウトとなりますね💰

さて、先日、伊藤忠の上半期決算の記事を書きましたが、

伊藤忠は、三菱商事などとはことなり、既存事業に〇〇〇〇億円、新規事業に△△△△億円投資するって感じの、

既存と新規のキャッシュアロケーションの話は詳しく説明してないハズです🙅‍♀️タブン・・ノッテタラゴメン🙏💦

ただ、この話が進めば、けっこうな額のキャッシュを使うんだろうな〜と、上記の試算からなんとなく想像できるわけですね🖐

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いかがでしたでしょうか❓

また、定期的に時事ネタ記事は投稿していきますんでよろしくです🖐

明日からまた仕事に学校、頑張っていきましょう〜💪

よろしければ引き続きご愛読よろしくです❗️