【就職活動】内定を取る為の戦略(ES例②ブライダル業界)

ES 就職活動

どうも、ドチです🐱

今回は、前回記事【就職活動】内定を取る為の戦術(ES例①総合商社業界)に続く第二弾として、ブライダル業界のESを例に挙げて解説しちゃいます✏️

基本的に、業界が変わろうが考え方はほぼ同じですので、シンプルです。

それでは早速見ていきましょう🚀 (今回もちょっと記事長めっす🙇‍♂️)

目次

  1. ガクチカ分析👓
  2. 志望動機分析👓

1. ガクチカ分析👓

以下は、2012年のとあるブライダル業界A社のESの課題です。まずは、添削前の文章(*)を見てみましょう👁✨

(*)数年前、ある学生より添削を依頼された際のものです。拝借拝借😄💦

課題①:
今までの人生で一番熱く語れることを教えて下さい。(字数制限無し)

☝️大学時代に限った話でなくても良いパターンですね。ま、いずれにせよガクチカみたいなもんと考えて良いでしょう❗️

回答(添削前):
高校生の時、 “歌合戦”でヤングマンをクラス全員で歌い踊り、最高のパフォーマンスを作りあげたことです。歌合戦では、全ての先生が審査員となり、クラス対抗の演技の中からその年の最優秀賞を選びます。毎年自然や生命をテーマにしたものが最優秀賞をとる中、チアリーダーに扮したヤングマンが受け入れられるか不安はありましたが、逆の意味で期待を裏切ろうとみんなで一生懸命練習しました。踊り慣れていない私にとって、歌と踊りの両方を同時に行うことはかなり大変でした。出来ていない部分は休み時間の度にダンス部の友達に見てもらい、本番まで特訓を繰り返しました。そして、本番。本番直前は、心臓の音が聞こえる位緊張しました。しかし、曲が流れ、ステージに立った途端、緊張は皆無でした。ただただ気持ち良い、それだけでした。みんなが一つになった。よく耳にする言葉ですが、その言葉を身体全身で感じることが出来たのは初めてだったのだと思います。結果は、残念ながら5位。優勝は出来ませんでしたが、みんな満足な表情をしていました。この経験から、みんなで一つのものを作りあげた後にのみ感じられる爽快感の素晴らしさを実感しました。する側もされる側もそこにいる全ての人に響くような感動を、今後も味わっていきたいです。(533文字)

どうでしょうか?🤔

毎度おなじみですが、企業の関心は、

  1. そのエピソードを通じて「あなた」にどんな「良い変化」があったのか
  2. その変化は会社に入っても「再現性」がありそうか

のはずですね。それを意識してもう一度見てみると、

  • 「良い変化」がよく分からない(まさか歌と踊りが上手くなったこと⁉️ww)。
  • 「再現性」があることをアピールすべき最後の一文が、「〜感動を今後も味わっていきたいです」はズレてる

加えて、

  • 最初の1文目で「作り上げた」と表現し主体性を示しているのに、その後の文章では、本当に主体的に動いたのか(周りに良い影響を与えたのか等)が最後まで分からない。
  • 冒頭で「最高のパフォーマンス」をしたと書いてあるのに、結果、「残念ながら5位」は、第三者である人事部からしたら👨‍🦰(ギャグかい💦)ってなる気がする。
  • そもそも、、長い‼️字数制限が無くても、勝手に400字以内と設定しましょう。事実/感想の羅列のほとんどは、本人が思う程企業側は全く気にしてない(「心臓の音」とかはどうでもいいかな・・・)。

という感じでしょうかね🤔

上記視点を踏まえると、私であれば以下の様に書き直します✏️

回答(添削後):
高校の時の“クラス対抗歌合戦”でクラスメートを説得し新しい試みに挑戦したことである。この年に一度の学内最大イベントでは、元来、自然や生命をテーマとする選曲のクラスが最優秀賞を取る。そんな中、私は、例年と異なるエンタメ系ジャンルで勝負すべきと考え、勇気を持って「チアリーダー姿でヤングマンを踊る」ことを提案。本気で一番を狙うクラスメート達は大反対。そんな逆境で、1ヶ月間、人気エンタメ系動画等を見せ周りを説得し続け、最終的に私の提案が採用された。提案者にも関わらず歌も踊りも不得意な私は、周りに本気度を示す為、ダンス部の友人に協力を求め誰よりも練習した。次第に周りにも私の情熱が伝わり、本番ではクラスが一つになった。残念ながら、結果は全16クラス中5位であったが、初めて主体性を持ったこの経験を通じ、私は(1)発案者として責務を全うすることの大切さと(2)情熱を持ち続ければ周りを動かせることを学んだ。(400文字)

どうでしょう?あと、ちなみにですが、

  • ガクチカを「大学生ではない時」のエピソードとすると、結局、面接では必ず大学では何をやっていたかを問われる。
  • ブライダル業界ということで、ガクチカは、発案者に強く共感し実現をサポートし続けたという様なエピソードでも良いかもしれない。

って感じですね。

2. 志望動機分析👓

まずは、課題と添削前の文章を見てみましょう👁✨

課題②:
A社を志望した理由(字数制限無し)
回答(添削前):
徹底的なこだわりで周りの人を喜ばせ、それを直に感じられるような仕事がしたい。これこそが私のしたいことであり、力を発揮できる場だと思うからです。私は、友人や家族との旅行や外食が大好きです。特に、当日を迎えるまでの間、入念に計画を練るのが本当に楽しくてたまりません。同じ値段を出すのであれば、限られた時間をその場で過ごすのであれば、みんなが期待していた以上の所を見つけ出したいと、口コミや雑誌、テレビ番組等あらゆる所にアンテナを張り巡らしています。嗜好や目的、性別等によって選ぶ場所は全く変わってきますが、いかに満足してもらえるかが勝負です。「こんなに良いお店、探してくれてありがとね。」私がやりたくてやったことに対し、このように言ってもらえる嬉しさは何にも代え難いものがあります。先日、貴社の説明会で社員の方々のお話を聞き、新郎新婦様に最高のサービスとおもてなしを提供するために最大の力を注ぐ熱い信念を感じました。そのような信念が根付く貴社であれば、より良いモノにしたいというこだわりを結婚式という形で表現し、その場にいる全ての人達を喜ばせることが出来る、と心の底から湧きあがるモノを感じ、貴社を志望しました。(504文字)

さて、どうでしょうか?🤔・・・長い‼️

これも前々回記事(【就職活動】内定を取る為の戦略)で説明しました通り、企業の関心は、

  1. 会社の理念/方向性を正しく認識しているか
  2. それらが「あなた」を駆り立てる原動力とマッチしているか

の確認を通じて、会社に強く共感し、忠誠心持って長く頑張ってくれそうかを見たい、でしたね。

さて、この文章では、

  • 3文目以降、志望動機と全く関係ない記述(=「私がどんな人間か」)となっており、これは要全カットどんな人間かをアピールする場は課題①のガクチカである。
  • よく見ると、最初の2文、A社を志望する動機の説明として弱い。論理が、「私は〜したい」→「だから力を発揮出来る場と思う」ではなく、「私は〜という様な人間」+「A社は〜という様な場」→だから「私はA社を希望する」という論理が良い。

という感じでしょうかね🤔

上記視点を踏まえると、私であれば以下の様に全面的に書き直します✏️便宜上、A社の理念を「お客様に人生最高の感動を」とでもしてみましょうか。

回答(添削後):
「人の心を動かす為に、周囲を巻き込み事を成し遂げること」へのこだわりが強い私は、貴社の理念に心から共感しており、このフィールドで沢山の方々へ「人生最高の感動」を届けたいと感じたからである。また、説明会で、新郎新婦へ最高のおもてなしを提供する為の数々の努力・熱い想いを直接社員の方々より聞き、貴社でなら必ず実現出来ると確信に至った。(165文字)

➡️はっきり言って、これくらいシンプルで良い(が良い)です。冗長さは一番嫌われちゃうんで。。

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いかがでしたでしょうか❓もちろん、上記が全てではないですよ。でも少しは文章に説得力が付いたと思いません❓😄💦

少〜しでも「なるほど💡」と思って頂けた方がいれば、本ブログのお問合せやTwitterへの「いいね」やRT等で反応して頂けると有り難いです。PV数伸びたら、業種別ES添削例選考プロセス対策論(インターン面接、OBOG訪問、採用面接等)を不定期で書いていこうと思います✨

最後に。

せっかくの4連休、東京は明日から雨ですね☔️🐱😢