【総合商社】海外の要人が来日した際のアテンド

想い出話 接待 総合商社

どうも、ドチです🐱

今回は、「海外の要人が来日した際のアテンド」と題して記事を書いてみました✍️

👳‍♂️Hi~!!将来的に息子を後継にする上で、色々な経験を積ませたいと考えてるんだ。Mr. XXのところで2週間程研修として受け入れてもらえないか?」
👩‍🦱「息子が来週日本に旅行しに行くの✈️初めての日本でね、XXさんのところで、ちょっと面倒みてもらえないかしら?お願いね!」

海外の財閥と取引をしている部署だと、結構、部長や課長がこういう依頼を受ける機会があるんですね。

そうすると、必然的にメインで相手をするのは下っ端の担当者、というパターンが多いんですね。これが結構しんどい💦のですが、とても面白い経験😄でもあるんです✨

本記事では、そうした経験を実話ベースでご紹介しますが、出来れば、若手商社マンに是非とも見てほしいと願う次第ですね🐱✨

早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:普通(3分程度))

目次

  1. 西アジア某国の御曹司のアテンド
  2. 東南アジア某国の御曹司のアテンド
  3. アテンド経験は積極的に手を挙げるべし

1. 西アジア某国の御曹司のアテンド

この方(=Nさん👳‍♂️)は研修で受け入れるパターンでした。年齢は、数年前の当時で26-27歳くらいだったものと記憶してます。

Nさんはその国の中堅財閥であるC財閥の御曹司。その財閥は、金融・保険・農業・食品ビジネス等幅広く手がけており、資産総額も数千億円もある大きな企業グループで、そこのトップの御子息がNさんでした。

まあコイツがドラ息子でやりたい放題&マイペースなやんちゃな奴でしてね💦ドラクエ5で言うと、子どもの頃のヘンリー王子みたいな🤴

色々な部署で研修を行なったのですが、1番商売が盛んだった私が所属する部署で主に彼をもてなしましたね。実際にその財閥に販売する商品を作っている日本のメーカーA社の工場(←地方にある🏭)への訪問をアレンジしたり。

ちなみに、A社の工場訪問は、訪問の2週間前までに訪問希望の旨を告げて、重点的に見学させたいスポットの注文までつけていたんですね。A社の対面の担当者も、面倒臭そうではありましたが、C財閥は一大販売先であったということもあり、しっかりと準備してくれました✨

・・・ところが、、当日、ちょっと体調が悪いということで工場訪問をキャンセル・・💦A社の担当者に電話でその旨告げ、近くに位置するA社オフィスに一言謝りに行ったのですが、、戻るとNさんが!!え!?

👳‍♂️「お腹痛いの治ったアキハバラに行ってみたい。連れてってくれる??」

このガキっ💢こちとら、来年A社がC財閥向けに引き続き契約してくれるかヒヤヒヤしてるのに・・。まあ、26-27歳の海外のボンボンなんてそんなもんですね。

その後も、会食もブッチしたりは当たり前で、とにかく目を離すとその辺をウロウロし失踪してしまうので、コントロールするのが大変大変💦あの2週間は終始ヒヤヒヤでした。

そんなNさんとも、一緒にいる時間を重ねると、やはりだんだん親身に感じる様になってくるんですね。ある時、2人きりでカレーを食べていた時のことです。期待されていることに不安はないか?等と質問した時のことが印象に残っている。

👳‍♂️20世紀初頭に先祖が創業した歴史のある企業グループなんだ。俺はこの財閥をもっと大きくしてやるぜ🔥ドチとも一緒に何かやれたらいいな‼️

ガキンチョみたいな振舞いだったのだが、大きなものを背負っていることの自覚があり、自分には同じ立場に立つことはあり得ないと思ったからか、少し彼がカッコ良く見えた。

既に私は異動してるし、C財閥とは無関係なポジションではあるが、彼とは今でも📩している。現在は、若くしてC財閥中核企業の営業部長を務めているとのこと。

2. 東南アジア某国の御曹司のアテンド

次のボンボンさん(=Pさん👦)は完全に旅行目的での来日で、2日間の滞在期間中の「おもり」をすること💦23歳ということで、社会人1年目の歳。母国では大学院に通っており、建築を専攻しているとのこと。

・・まあ、、23歳だったら普通、初来日といえどまあ個人で周るわなぁ〜と思いつつも、大事な取引先の社長の母上からの依頼とあらば何でもやりますよって話。にしても、、おそらく過保護に育てられただろうことは容易に想像が付いた。しかも末っ子ときた(※「末っ子」をDisってるわけではありません🙅‍♂️💦)

都内のとある場所でPさん合流。初めましての挨拶もほどほどに、、なんとPさん、おもむろに携帯を取り出し電話をかけている📱

👦「もしもし、マミー?うん、合流出来たよ。うん、気をつけるよ。僕も愛してるよ、マミー。バイバイ」

・・・今度はマザコンタイプか。世界には色んな御曹司がいるもんだ🐱💦

建築の好きな彼からの事前のリクエストで、日本的な建築物や雰囲気のある場所を一緒に巡った。浅草だったり、築地だったり。

前述のNさんと違い、Pさんは本当に良い子ちゃんだった。どこに行くにもしっかり付いてきて、こちらのガイドの説明もしっかり聴いてくれる。食べ物の好き嫌いも全くなく、実にやりやすい✨

ただ、、3歩歩けば写真📷という感じで、とにかく写真を撮りまくったのだが、それが疲れた💦いや、それただの自販機だけど・・・まあ自国じゃ珍しいか。

そんな彼にも、将来どうするか?何を考えているか?と問うてみた。

👦「マミーは会社を継ぐことを期待していると思ってはいるんだけど、建築関係の仕事に就きたいと思ってるよ。今は兄ちゃんも姉ちゃんも他社で働いてるけど、彼らが継ぐだろうし」

やはり彼も背負ってるんだなぁと思った。こんな甘ちゃんに、将来、社長なんて務まるのだろうか・・。

ちなみに、大学院卒業後、彼は母親の会社でファーストキャリアを歩み出すことになった。色々と迷ったのだろう。彼とも連絡を取り続けている。

3. アテンドの機会があれば積極的に手を挙げるべし

ここまで、どんなアテンドをしたかというエピソードを2件挙げたのだが、どちらも担当して本当に良かったというのが率直な感想だ。

1番のメリットは、将来的に彼らが大きな企業・企業グループのトップに立った時に、「過去に恩を売れた」ということで商売を有利に進めることが出来る様になることなのであろうが、それよりも、自身と完全にバックグラウンドの異なる彼らと一対一で話せたことなのかなぁと思う。

生まれた時から企業のトップとなることを望まれた彼らをカッコ良く感じる部分もあるが、逆に、自分には何の制限もない、無限の選択肢があることに気付かされた気がする。やってみたいことに何でも挑戦すれば良いと、それまで以上に思う様になったというか。

もし、本記事を読まれてる若手社員の方で、同じ様な機会があれば、是非とも積極的に手を挙げて経験されると良いと思う。アレンジはめっちゃくちゃ面倒いのだが、上記の様に、色々と気づきをくれる。

彼らからしても、1番親密に接してくれた人のことは忘れないもんだと思う。

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いかがでしたでしょうか❓感想文みたいな記事になってしまいました😄

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最後に。

TGIF‼️🐱✨

P.S.

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