【総合商社】5大商社の海外勤務者数減少傾向とその背景について①

人材 序列・人員体制 海外駐在 総合商社

どうも、ドチです🐱

年末年始にかけてドンドン忙しくなってまいりました💦

ただ、やはり文章を書くことは好きですし、ちょっと間空いちゃってすみませんが、、

これからも睡眠時間を切り詰めない程度に頑張って更新してまいります。

更新されていない日も、よろしければ大量にある過去記事でも眺めていただければと🙇‍♂️

もうすぐ250記事に到達するんですよ😄

さて、本日の記事はですね、各商社の海外勤務事情に関してお話しようと思います。

こちらのツイートをご覧ください👇

私のショボ垢にしてはけっこうな数のファボいただきました。

みなさんの関心が高いということなのでしょう。

コレ、けっこう意外じゃないですかね?

👦「うそだぁ〜!商社って海外事業の利益が大半で、利益超伸びてますよねポストは増えてるっしょ⁉️
👧「ワタシ、海外で働くバリキャリ女子目指してるんですけど、総合商社がベストな環境じゃないの⁉️

そんな声が聴こえてきそうです。

でも、上のバリキャリ女子目指す女子大生の方には酷ですが、、

これは紛れもない事実なんですね。

・・・ということで、本記事では、

  • 総合商社各社の海外勤務ポジションってどのくらい?
  • 本当に減ってるの?儲かってるのにそれはなんで?
  • 各商社どの国・地域が増えてくとかあるの?
  • 海外で働きたかったら総合商社が1番機会あるんだよね?

というような疑問に答えていきたいと思います。

今回はまず前編!上述の上2点に関してデータ分析して答えます✨

尚、この記事でご紹介する数字は全て各商社のHPからの引用となります。

それでは早速見ていきましょう🚀(記事の長さ:ちょっと長め💦(4分程度))

目次

  1. 各商社の海外勤務ポジション数とその推移📊
  2. なぜ減少傾向

1. 各商社の海外勤務ポジション数とその推移📊

さあ、この記事はちょっとデータ多めになります。

ただ、あまりムズかしい話ではないですし、

何より、私自身もあらためて新しい発見が多々あった内容です。

まず、223月末時点5大商社各海外勤務者数を見てみます👁

1位 三井物産1,134名🥇
2位 三菱商事1,051名🥈
3位 住友商事976名🥉
4位 丸紅817名

という結果となりました。

👦「え?僕の好きなイトウ💋がないんですけど・・」

実は、残念ながら伊藤忠商事だけ海外勤務者数トータルの情報が見つかりませんでした。

(一見それらしい数字がHP上にあるんですが、、ワケあって次回の続編でデータを見せつつ説明します🙇‍♂️)

ということで、数字だけ見たら三井物産が1番海外勤務のポジションが多いですね☝️

ただ、読者のみなさんのお察しの通り、そもそも(連結のグループ社員や現地採用スタッフを除いた)単体の本社採用のスタッフ数は各社によって異なりますよね。

ということで、伊藤忠商事を除いた4社で、22年3月末時点の全社員中の海外勤務者数が占める割合を計算してみました。

1位 三井物産 20.7%🥇
2位 三菱商事 18.9%🥈
3位 丸紅 18.7%🥉
4位 住友商事 18.4%

あ、やはり三井物産が1番のようですね。

つまり、ドングリの背比べではありますが、現時点では三井物産の社員が1番海外勤務の機会がありそう、ということがわかりました🤔

さて、ここからがこの記事の本番です🚀

5大商社の中で、3社のみ、海外勤務者数の推移に関するデータの掲載があったので、そちらをご紹介していきます。

まずは三菱商事です(過去5年度分推移)♦️

続いては住友商事です(過去4年度分推移)👔

最後に丸紅です(過去3年度分推移)🟤

さて、いかがでしょ?

まず、アホでもわかるのは、冒頭のツイートでもご紹介した通り、各商社やはり減ってるってことですよね📉

👧「いやいや、そもそも母数も減ってますやん。『数』は減ってるけど、『割合』は減ってないくない?」

こういう鋭い方もいらっしゃいますよね。

ということで、割合の推移も調べてみました。

三菱商事 21.0% / 20.9% / 20.0% / 18.8% / 18.9%
住友商事 21.8% / 21.3% / 20.4% / 18.4%
丸紅 19.6% / 18.9% / 18.7%

これ、明らかに減少傾向って言えますよね🤷‍♂️

三井物産伊藤忠商事は推移データの記載はないですが、

私自身、業界の人間として、確実に同じ傾向があるだろうと自信を持って言えます。

その理由を次章で説明させていただきましょう👇

2. なぜ減少傾向なの

これはですね、実は私自身もちょっと分析に時間がかかりました⏳💦

たぶん、業界の社員も「肌感覚」で、海外ポジションが減ってっている事実自体はわかってるんですが、、

これを上手く説明するのはおそらく苦戦します。

さて、もったいぶらずに、その主な原因を2点説明します。

1点目は、海外の現地採用スタッフの積極登用の傾向によるもの、ですね☝️

これについて、詳細はこの過去記事に詳細はゆずります⬇️

やはり、その国の商習慣に適応するためにはその国の優秀な人間を使え、というシンプルな効率化の取組みが進みつつあるって話です👨‍🦱

ご想像のとおり、これまで現地のヘッドが日本人駐在員のポストだったのに、

現地採用スタッフが昇格したら、当然、その駐在ポストは減りますよね❓

そんな話です。

さて、2点目なのですが、それは選択と集中によるもの、です☝️

これはしっかり説明しなきゃ💦

今から、三井物産統合報告書(2021年3月末/2022年3月末時点)の各1ページを紹介しますね。

さて、ここから何が言えるか⁉️

まず、ここで言う「エクスポージャー」ってなに!?ですよね😩ワカラン

投資だけならわかりやすいですが、融資とか保証ってのがわかりにくいですね🤷‍♂️💦

まあ、単純に「何かあったら返ってこないお金をどれだけ突っ込んでるか?」というモノサシだと思ってもらってOKです。

それが、各スクショの右下のGross Positionってトコに書いてます。

さて、2021年3月末時点では、三井物産は海外主要国に約100,000億円(=10.0兆円‼︎)を「突っ込んで」たわけです🤔フムフム

それが、1年後には11.7兆円に膨らんでいました。+1.7兆円です💰💦

よ〜く見てみると、、その内、+1.0兆円(60%)って、日本・アメリカ・オーストラリア・ブラジルの4カ国で各1,200-3,300億円が増えてるって感じなんです。

何が言いたいかと言うと、商社って、全世界にお金を張っていこう!というより、極めて当たり前ですが、

儲かるトコ(=強みを活かして安定して稼げそうなトコ)にドンドン張っていこう!

という姿勢で、各商社は選択と集中を進めていってるんですよ。

他商社には同じようなデータなかったんで、ちょっと定量感に欠けちゃいますが、

他の視点で見ても、明らかにそれを進めてってます。

2021年4月初と2022年同時期の、住友商事の世界の拠点数を比較してみます。

ほら、減ってる(135拠点→131拠点、連結対象935社81カ国・地域→893社79カ国・地域)。

そりゃあ本社採用の研修・駐在ポジションも減りますよね〜。

この記事には貼りませんが、三菱商事も統合報告書を見れば同じ傾向が確認できますので、ぜひ見てみてくださいね👁✨

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いかがでしたでしょうか❓

ちょっとあまりこういうデータを取り扱ったことない人からすると、

少し読み疲れる記事になっちゃいましたね💦

でも、おもしろいと思いません?

  • そもそも商社が海外ポジション減らしてるって意外😱
  • でもなるほど!背景調べてみると納得🤔

こんな風にして、データから分かることってけっこうあるんです。

そしてそのデータって意外と機密情報でなく、公示されてるからいろいろ仮説を立てられるんですね〜☝️

次回の続編でも、特に、

中途採用や新卒採用で選考を考えてる社会人👱‍♂️や学生さん👧にとって、

絶対に興味深い記事になりますので、乞うご期待✨

引き続き業界のリアルを伝えていければと思ってます🐱

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